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HEART-BOILED☆LEGEN'S-2 all_series_vol.76 [the PLANET No.3☆SF s-2]

   アダルズヒーロー・ヒューマンファンタジー
   HEART-BOILED☆LEGEN'S  Vol-2



                         鐘井音太浪
                                                                -netaro kanei-


★前葉を飛ばしたい方は、 下記の青色本編からどうぞ★



   ープロローグー

 この物語は、 フィクションだ。 物語のステージになるこの惑星も俺の想像によるものだ。
 が、 ステージ構成上、 何処かの太陽系第三惑星に有するモノを参考にしている。
 また、 固有のヒトガタ知的生命体名なども、 従来その第三惑星に存在する名前と一致したとすれば    それは単なる偶然だ。
 ま、 しばし音太浪ワールドに付き合ってもらおう……ああ、 この物語を読むに当たってのアドバイスだ。 どこかに……地球という惑星が存在しているなら、 そこの常識を頑なに守りつつ読むのでは、 入り込み方が半減することを約束しておこう。 柔軟且つ白黒つけぬグレーゾーンをふんだんに維持し、 その狭間で楽しむことをお勧めする!
 では、 はじめよう……


   ー主な予備知識紹介ー

ミックソン=レジェンズと呼ばれし半物質の特殊知的生命体とピューソンの融合生命体。 容姿は化け物。
レジェンズ=一般には触れることも見ることも出来ない特殊生命体。
ピューソン=何の特殊能力を持たない真人間。
ミックモン=邪な感情が頂点に達したとき、 身近な動植物と同化しその能力を持って実力行使する化け物。 力のあるミックモンやミックソンによって、 ピューソンをミックモン化することも可能。



   THE PARALLEL PLANET☆No.3! ーSTORYの序章ー

 ★ ダーク(未知なる)レジェンズ十三柱の総合意思
 ーもういい! こんな無意味な世の中……
 ー我々はもう限界だ!
 ーピューソンの知力を利用し……ミックモンを仕向けちゃいましょ!
 ー我々も同化できるベターハーフなピューソンを見付けようぞ!
 ーもう既に潜入している我ら以外のレジェンズやらの同士と……共に!
 ーピューソン社会を一掃するんだ!
 ーうむ、 そうしてくれ!
 ーもう情状酌量の余地なしじゃな!?
 ーが、 中には救えるピューソンもいるやもしれん!
 ーなら、 まずは私が下部、 ダークレジェンズチームを……降臨致しましょう!
 ー引けをとったわね、 貴方にしては珍しく!
 ーふっ、 俺様は勝手にいくぜ!
 ー相変わらず身勝手な奴だ……ライトニングレジェンズは!
 ……ああまってぇ~ライトニング様~ぁ! あたしもいくぅ……!

 この世からすれば絶する異空間での会合ー
 それらはこの世を造り……生物をも誕生させた!
 が、 進化に伴い……人=ヒトガタ知的生命他の劇的な進化に戦いていたものの……
 その身勝手さに目を細めるようになっていた。
 そして、 ついに! 審判を問うことに……
 それまで、 異空間にーパラレルワールド化させたこの惑星のもう一つの世界を造り様子を窺っていた。
 が、 慈悲なる感情がないわけでもなく……十三柱のリーダーが、 現世に勧告した。
 ……パーフェクトオールレジェンズである! これより一カ年の期に……
 まずは二柱のレジェンズが各々に動いた!


   ★ それは空気の澄んだヒンヤリする如月と呼ばれしある晩に……

 ピューソン側からすれば現世となる惑星に……レジェンズ側の半物質惑星が……
 ……そしてこの日、 その惑星は二分していたパラレルワールドがリンクした。


   ☆ リョウガのハートボイルドな決意

 もう思い残すことは何もない!
 すべてをこのときで変えるー
 これまで母の教えに従いいい子を演じてきた己の甘さを完全断った俺!
 四十猶予の歳にして、 真なる一本立ちだ!
 ここからの生涯は、 其奴らを巻き込むことは危険だ!
 妻子ある身をも脱してー
 これらの過去を受け入れながらも完全奥底に封印だ!
 改め人生 (フリーランスライフ) に挑むため、 フルネームを改めた。
 俺の名は、 ペンネームどおりのライドウリョウガだ!

                        ーBY RYOUGAー






   HEART-BOILED☆LEGEN'S Vol-1
  ハートボイルド★レジェンズ ファーストコンタクト! のおさらい

 俺(ライドウリョウガ)は、 この街の路地で奇怪な」ライトニングを喰らう。
 それは、 ライトニングエナジーレジェンズ・フルフリーそのもので、 ベターハーフとなるピューソンと同化するのが目的だった。
 この意までをも則ろうとするが、 俺は苛み、 其奴は何故か大人しくなった。
 俺は、 その新たなライフスタイルを、 好む女二人と営みはじめたところだ。
 直接危害がない限り、 他のことは 『どうでもいい!』 と言った思考の俺だ。
 が、 巷で噂のミックソンとなってしまったため、 アイスウーマンなどの数々のミックソンやミックモンと遭遇し、 やむなく関わってしまう。
 俺が掲げている理念 “ハートボイルド(七本柱)フリーランスライフを遂行している!



   THE DARK★LEGEN’S★MEN! (ここまでの粗筋)


     0
 ライドウリョウガ(主人公)は、 ダークレジェンズと少し前に融合したミックソンだ。
 以後、 その姿ではフリーマンと名乗っている。
 とある晩、 突然、 パーフェクトレジェンズの一体がリョウガの前に現れた。
 それはまるで、 翼の生えたホワイトベンゴルティガー(タイガー)。
 パーフェクトレジェンズが名乗らないためリョウガは、 「トラコウ」と称した。
 目的は、 リョウガと融合したはずのダークレジェンズ・フルフリーへのミッション確認。
 いっこうに意を表明してこないフルフリー……
 ようやく安定してきた今のフリーランス・ライフスタイルを何者にも犯されたくないリョウガは、 トラコウの言い分を拒否した。



    1から73
 一般に、 ライドウリョウガはフィクションライターだ。
 リョウガが仕事をするため行きつけの喫茶店 “カフェテラス” に行ったことから今回の怪事件がスタートする。
 それは、 ダークレジェンズ・ミッションによる、 ピューソンの一掃。
 ラワー・エナジー・レジェンズのミックソン・ローテンローゼンが、 次々と植物型ミックモンらをマロニエシティでの夜に放出される。
 その前に立ちはだかるは、 このシティを守護する御当地ミックソンのマテラ。 イーグルファイヤー・ミックソンのエリサ。  アイスウーマン改めエルサ。 結果的に手を貸す羽目になるライトニング・エナジー・レジェンズのフルフリーとリョウガが融合しているフリーマン。
 一件を邪魔されてしまったローテンローゼンは次に、 ネガティ思考のレディを募り草花のミックモン軍団結集し、 シティ内を出撃させる。
 この街の至る箇所で多種のヒトガタの大輪花が咲きはじめる。
 リョウガは、 空に飛びフリーマンとなり上空で様子を見守る。
 ガマーズ部隊も駆けつけ、 エリサとエルサも現れて対処に当たる。
 が、 圧倒的な数のミックモンを処理するのは、 ガマーズ部隊隊員総勢の手を借りるエリサとエルサでも手に余る。
 怪奇な異変に、 真っ先に駆けつけてくるマテラが姿を現さない。
 一方、 ミックソン、 ミス・セブンス・リリィが姿を現した。
 リリィの前に、 新たな女ミックソンのウィンドラ・ナチが登場。
 リリィ VS ナチの攻防はじまる。 が、 ウィンドラ・ナチが苦戦……敗れる。
 フリーマン VS リリィが戦いをはじめる……。
 リリィ VS フリーマンの攻防の最中……疑問が。 当初はイマイ・チナナ似のミックソンイエローローズ型ミックモンが、 いつの間にかリリィに入れ替わっている。
 リリィの毒に犯されるフリーマン。 体内からの攻撃が唯一の弱点か……。
 極限への挑戦を考えたフリーマンは、 一旦夜空に逃れ……凍結による解毒を試みた。
 試みは外れ……ふらふらなフリーマンは、 密会の孤島に落ちるように辿り着く。
 しばし休息のフリーマン(リョウガ)……孤島の主ミックソン(マリ・アナン)から「この島は……ファイヤーバード縁の地」 と癒されて、 フリーマン復活!
 フリーマン帰郷。
 が、 様子がおかしいマロニエシティは、 『アナGリンD』 と名乗った怪物ミックソンが仕掛けた蜃気楼だった。 ピューソン姿になると均整のとれた若い娘だ。
 再度、 フリーマンは、 本物のマロニエシティの上空に到達する。
 上空から見たマロニエシティは、 街半分が崩壊している。
 横たわるリュウザキリナを発見し、 ピューソン姿で気遣うライドウリョウガ。
 リョウガは、 リサ、 ヒトミ、 セレンを捜す。 が、 何処にもいない。
 フリーマンは、 ガマーズ部隊・(オレンジ服隊員)を伴って地下牢を探る。
 抜けた先にローテンローゼンがいて、 「アーマーロック将軍、 新手軍団の進軍……」を告げて、 ワームホールに入った。
 ローテンローゼンの手によってベールローズ宮殿に誘われてしまったフリーマン!
 フリーマンは、 そこで、 マロニエシティ御当地ミックソンのマテラと大接近遭遇する。
 マテラの願いどおりに、 フリーマンのライドウリョウガは協力することになる。
 フリーマンのリョウガとマテラは裏庭の花壇のナデシコ軍隊に攻撃を受ける。
 マテラとフリーマンは、 中庭で遭遇したナデシコ・ミックモン軍団を消沈させ……そして日の出を迎える……
 正体がばれた、 リョウガのもう一つの姿が、ヒトミに……
 が、 ヒトミは知っていた!
 ここオ・フランが朝を迎えて、 ミックソンの活動が出来なくなったマテラとフリーマン!
 危機迫るマロニエシティの安否を考えて、 いったん戻ることにした。
 新たなる相手軍団がマロニエシティを襲うことを案じたリョウガとヒト。
 マテラの正体を知っているリョウガは、 その力を利用して瞬時に移動して夜を待つことにした。
 ときは来た。 いよいよフリーマンとマテラがマロニエシティに戻れるときが来た。
 マテラの瞬間移動によって抜け出た先は、 マロニエ社の境内で、 移動した屋根から見た光景は、 明らかに女の温かみを無くした杜撰なモノで、 一区が半分の壊滅状態だった。


   74
 ピューソン一掃ミッションのレジェンズらにこの惑星感で管轄的思考を推測したフリーマン。
 マテラと共にフリーマンは、 アーマーロック将軍の一個小隊の来襲警戒するが、 兆候もない。
 フリーマンはマテラを抱えて上空に飛ぶ、 ジパン半島西の指定保存グローバル遺産の五重塔(セントオオジョウ・シティ)辺りが炎上しはじめ……マテラとのコラボ業で移動した。



(ここから本編の続き)



   75

 金属の釘を一本も使わず木材を組み合わせ立っている五つの屋根が重なる棟や、 嘗てはこの半島辺りの主点だった都と呼ばれし時代の象徴の社形大城などが、 今や指定グローバル遺産となっているトキオシティよりも歴史豊かな街……セントオオジョウ・シティ。
 その上空に、 今、 マテラのワームホールによって、 着いた。

 ……抜け出た途端にこの背のウィングを羽ばたかせいったん気流をつくて、 マテラを抱えホバリングに入る。
 正しく歴史豊かな街……セントオオジョウ・シティ夜景が足下に広がっている。
 この街で未だこの俺が興味引かれるモノ……代物は、 四体の鳥獣を創造して描かれたと言われている “四聖獣降臨” と題されている……とある広間の天井一面に描かれているでかい絵だ。 ま、 他の指定グローバル遺産の建物や自然物、 芸術モノ等々………今でも神秘性を感じるが、 心に浮かぶ……中学のときに修学旅行で只一度のみ見たその絵が、 未だに鮮明にこの脳裏に展示されている。

 と、 爆風音が轟き目を凝らすと……視界の中、 眼下が朱色の炎を炊きあげ……その爆音がこの耳に届く。
 「フリーマンさん。 あれって……尋常じゃない異変よねえ……」
 「ああ確かに。 (おれは返答しながら……スコープアイでズームする)あ、 エリサだ」
 マテラが驚く……
 「然も、 炎を上げている正体はエリサの業だ。 繰り出しているぜ」
 「行ってみましょ、 フリーマンさん」
 「ああ」 と、 急降下してえりさに近づく。
 「ねえ、 エリサさん。 どうしたの? まるで街を攻撃しているように見えるわよ、 ふふっ」
 と、 この脇から離れて、 エリサに近づく。 そう言えばマテラもエナジーを駆使して浮かぶことは可能だ。 あのローテンの……オ・フラン上空で、 浮いて自ら俺に近寄ってきた事実がある。
 と! 振り向き俺とマテラを仁王の如く睨みを見せるエリサ……完全見せる手前のまで掌をこちらに突き出して! ボワッと! 炎が吹き出て! 俺たちを包む。
 まさかのエリサの攻撃にマテラは対処しきれずもろに喰らって。 俺は一瞬喰らったぐらいのタイミングで回避して致命傷を避けた。 左肩からバックのウィングが焼けこげた。 が、 この体の得意体質が瞬時に元どおりだ。
 今のは、 ファイヤー系エナジー業だ。 エリサならの得意技で放って当然だが、 俺たちにいきなりは、 あり得ない! マテラの姿が消えている。 瞬時の回避移動でこの視界からマテラが一瞬外れた間に、 マテラなりの回避行動を起こしたのか? 姿がない。
 と、 瞬時の余所見の間に、 エリサの次なるファイヤー業が……俺を襲ってる。
 ファイヤー・エナジー・ショット!
 俺が、 以前、 そう、 勝手に名付けたエリサの業で、 俺がまだフリーマン成り立ての頃にこの業と遭遇している。
 最初の二、 三発を俺は体を動かして回避……スルーパスして、 こちらもライトニング・エナジー・ショットで応戦迎撃……一秒間に二十発は放っていると言う……テラ単位・クラスな矢継ぎ早の攻守合戦となっている。
 あの沼の上空……イケントマウンテン・マーシーパークで、 本気モードで生死を賭けてやり合ったときを思い出さざる終えない、 この状況を、 実感している。 マジだ! なんで?
今更だが、 ローテンの催眠パウダーでも喰らったか? が、 この抜け目ないエリサが喰らうはずが……所謂、 『敵を欺く』 作戦……でもなさそうだ。
 「貴方の弱点をエリサは知っている。 再生できないようにぜーんぶ燃やしちゃえばいいのよね」
 と、 言い方はエリサだ。 と、 安心した一瞬で、 エリサは炎の毛のイーグル・ウィング全体を羽ばたかせてこちらを扇ぐ! 熱風を伴った無数の炎弾が俺を襲って、 消えることの出来ない俺は諸に喰らうっ! と、 思った一瞬で「来て」 と、 女人声がして、 エリサにとって逆風の大風が吹き! マテラの光が現れ……俺を抱きかかえた瞬時に、 ワームホール内? 抜けた先はこの地の地面で、 建物に囲われた物陰の廃墟跡だった。
 マテラだ。 俺を連れ抱えたのは、 やはり。 そしてウィンドゥ・エナジー・レジェンズとの融合ミックソンのウィンドラ・ナチがいる。 一瞬の声の主はW・ナチ……。
 「あれは本物のエリサだよ。 それとこっちがエルサで本物だよ……」
 と、 W・ナチが示した方に氷漬け世界が芸術の如くクールに出現されている。



      ……次回お楽しみに……m(_ _)m



     ☆わたしの私感☆
     伝統とは、
    その時代より、
    幾千年のときを隔てた時代に希少価値がでる代物のこと。
     が、
    無二のモノは全てがこれに準ずるモノ。
    自然が織りなすこの光景も、
    例え来年同じような光景が訪れたとしても、
    目の前の絶景はそのときには無い。



*誤字、変換ミスがございましたら……悪しからず*



     by:音太浪 m(_ _)m




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