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HEART-BOILED☆LEGEN'S-2☆ all_series_vol.70 [the PLANET No.3☆SF s-2]

   アダルズヒーロー・ヒューマンファンタジー
   HEART-BOILED☆LEGEN'S  Vol-2



                        鐘井音太浪
                                                                -netaro kanei-



★前葉を飛ばしたい方は、 下記の青色本編からどうぞ★



       プロローグ   

 この物語は、 フィクションだ。 物語のステージになるこの惑星も俺の想像によるものだ。
 が、 ステージ構成上、 何処かの太陽系第三惑星に有するモノを参考にしている。
 また、 固有のヒトガタ知的生命体名なども、 従来その第三惑星に存在する名前と一致したとすれば    それは単なる偶然だ。
 ま、 しばし音太浪ワールドに付き合ってもらおう……ああ、 この物語を読むに当たってのアドバイスだ。 どこかに……地球という惑星が存在しているなら、 そこの常識を頑なに守りつつ読むのでは、 入り込み方が半減することを約束しておこう。 柔軟且つ白黒つけぬグレーゾーンをふんだんに維持し、 その狭間で楽しむことをお勧めする!
 では、 はじめよう……


       主な予備知識紹介   

ミックソン=レジェンズと呼ばれし半物質の特殊知的生命体とピューソンの融合生命体。 容姿は化け物。
レジェンズ=一般には触れることも見ることも出来ない特殊生命体。
ピューソン=何の特殊能力を持たない真人間。
ミックモン=邪な感情が頂点に達したとき、 身近な動植物と同化しその能力を持って実力行使する化け物。 力のあるミックモンやミックソンによって、 ピューソンをミックモン化することも可能。



   THE PARALLEL PLANET☆No.3!     STORYの序章   

 ★ ダーク(未知なる)レジェンズ十三柱の総合意思
     もういい! こんな無意味な世の中……
     我々はもう限界だ!
     ピューソンの知力を利用し……ミックモンを仕向けちゃいましょ!
     我々も同化できるベターハーフなピューソンを見付けようぞ!
     もう既に潜入している我ら以外のレジェンズやらの同士と……共に!
     ピューソン社会を一掃するんだ!
     うむ、 そうしてくれ!
     もう情状酌量の余地なしじゃな!?
     が、 中には救えるピューソンもいるやもしれん!
     なら、 まずは私が下部、 ダークレジェンズチームを……降臨致しましょう!
     引けをとったわね、 貴方にしては珍しく!
     ふっ、 俺様は勝手にいくぜ!
     相変わらず身勝手な奴だ……ライトニングレジェンズは!
 ……ああまってぇ~ライトニング様~ぁ! あたしもいくぅ……!

 この世からすれば絶する異空間での会合   
 それらはこの世を造り……生物をも誕生させた!
 が、 進化に伴い……人=ヒトガタ知的生命他の劇的な進化に戦いていたものの……
 その身勝手さに目を細めるようになっていた。
 そして、 ついに! 審判を問うことに……
 それまで、 異空間に    パラレルワールド化させたこの惑星のもう一つの世界を造り様子を窺っていた。
 が、 慈悲なる感情がないわけでもなく……十三柱のリーダーが、 現世に勧告した。
     ……パーフェクトオールレジェンズである! これより一カ年の期に……   
 まずは二柱のレジェンズが各々に動いた!


   ★ それは空気の澄んだヒンヤリする如月と呼ばれしある晩に……

 ピューソン側からすれば現世となる惑星に……レジェンズ側の半物質惑星が……
 ……そしてこの日、 その惑星は二分していたパラレルワールドがリンクした。


   ☆ リョウガのハートボイルドな決意

 もう思い残すことは何もない!
 すべてをこのときで変える   
 これまで母の教えに従いいい子を演じてきた己の甘さを完全断った俺!
 四十猶予の歳にして、 真なる一本立ちだ!
 ここからの生涯は、 其奴らを巻き込むことは危険だ!
 妻子ある身をも脱して   
 これらの過去を受け入れながらも完全奥底に封印だ!
 改め人生 (フリーランスライフ) に挑むため、 フルネームを改めた。
 俺の名は、 ペンネームどおりのライドウリョウガだ!

                            BY RYOUGA   






   HEART-BOILED☆LEGEN'S Vol-1
  ハートボイルド★レジェンズ ファーストコンタクト! のおさらい


    俺(ライドウリョウガ)は、 この街の路地で奇怪な」ライトニングを喰らう。
 それは、 ライトニングエナジーレジェンズ・フルフリーそのもので、 ベターハーフとなるピューソンと同化するのが目的だった。
    この意までをも則ろうとするが、 俺は苛み、 其奴は何故か大人しくなった。
    俺は、 その新たなライフスタイルを、 好む女二人と営みはじめたところだ。
 直接危害がない限り、 他のことは 『どうでもいい!』 と言った思考の俺だ。
 が、 巷で噂のミックソンとなってしまったため、 アイスウーマンなどの数々のミックソンやミックモンと遭遇し、 やむなく関わってしまう。
    俺が掲げている理念 “ハートボイルド(七本柱)フリーランスライフを遂行している!




   THE DARK★LEGEN’S★MEN! (ここまでの粗筋)


     0
    ライドウリョウガ(主人公)は、 ダークレジェンズと少し前に融合したミックソンだ。
    以後、 その姿ではフリーマンと名乗っている。
    とある晩、 突然、 パーフェクトレジェンズの一体がリョウガの前に現れた。
    それはまるで、 翼の生えたホワイトベンゴルティガー(タイガー)。
    パーフェクトレジェンズが名乗らないためリョウガは、 「トラコウ」と称した。
    目的は、 リョウガと融合したはずのダークレジェンズ・フルフリーへのミッション確認。
    いっこうに意を表明してこないフルフリー……
    ようやく安定してきた今のフリーランス・ライフスタイルを何者にも犯されたくないリョウガは、 トラコウの言い分を拒否した。



    1から67
    巷上の仕事でライドウリョウガは、 行きつけの喫茶店 “カフェテラス” に行ったことから今回の怪事件がスタートする。
    それは、 ダークレジェンズ・ミッションによる、 ピューソンの一掃。
    怪事件を仕掛けている元締めは、 フラワー・エナジー・レジェンズのミックソン・ローテンローゼン。 次々と植物型ミックモンらをマロニエシティでの夜に放出される。
    そのミックモンらの前に立ちはだかるは、 このシティを守護する御当地ミックソンのマテラ。 そして当初からマテラに荷担するイーグルファイヤー・ミックソンのエリサ。  アイスウーマン改めエルサ。結果的に手を貸す羽目になるライトニング・エナジー・レジェンズのフルフリーとリョウガが融合しているフリーマン。
    一件を邪魔されてしまったローテンローゼンは次に、 ネガティ思考のレディを募り草花のミックモン軍団結集し、 シティ内を出撃させる。
    リョウガとリュウザキリナが街に出て、 それぞれにそれらの行方を見定める。
    リョウガは、 空に飛びフリーマンとなり上空で様子を見守る。
    この街の至る箇所で多種のヒトガタの大輪花が咲きはじめる。
    怪奇な異変に、 真っ先に駆けつけてくるマテラが姿を現さない。
    ガマーズ部隊も駆けつけ、 エリサとエルサも現れて対処に当たる。
    が、 圧倒的な数のミックモンを処理するのは、 ガマーズ部隊隊員総勢の手を借りるエリサとエルサでも手に余る。
    一方、 ミックソン、 ミス・セブンス・リリィが姿を現した。
    リリィの前に、 新たな女ミックソンのウィンドラ・ナチが登場。
    リリィ VS ナチの攻防はじまる。 が、 ウィンドラ・ナチが苦戦……敗れる。
    フリーマン VS リリィが戦いをはじめる……。
    リリィ VS フリーマンの攻防の最中……疑問が。 当初はイマイ・チナナ似のミックソンイエローローズ型ミックモンが、 いつの間にかリリィに入れ替わっている。
    リリィの毒に犯されるフリーマン。 体内からの攻撃が唯一の弱点か……。
    極限への挑戦を考えたフリーマンは、 一旦夜空に逃れ……凍結による解毒を試みた。
    試みは外れ……ふらふらなフリーマンは、 密会の孤島に落ちるように辿り着く。
    しばし休息のフリーマン(リョウガ)……孤島の主ミックソン(マリ・アナン)から「この島は……ファイヤーバード縁の地」 と癒されて、 フリーマン復活!
    帰郷。
    が、 様子がおかしいマロニエシティ……ジパン半島。 その正体は、 あるミックソンが仕掛けた蜃気楼。 半島跡の海面に浮上してきたモノは、 怪物……自ら 『アナGリンD』 と名乗った怪物ミックソンがピューソン姿になると、 均整のとれた若い娘だった。
    フリーマンとなっているリョウガが、 本物のマロニエシティの上空に到達する。
    上空から見たマロニエシティは、 街半分が崩壊している。
    横たわるリュウザキリナを発見し、 ピューソン姿で気遣うライドウリョウガ。
    リョウガは、 リサ、 ヒトミ、 セレンを捜す。 が、 何処にもいない。
    フリーマンのリョウガ、 ガマーズ部隊とマロニエ城地下牢を探る。
    ガマーズ部隊・オレンジ服隊員を伴って地下牢を探る。
    抜けた先に、 ローテンローゼンがいた。
    ローテンローゼン、 マロニエシティを一時去る。
    アーマーロック将軍、 新手軍団の進軍……。
    指定保存グローバル遺産のベールローズ宮殿の詰め所を兼ねた道具収納小屋にフリーマンも誘われてしまう。
    ローテンローゼンの手によってベールローズ宮殿に誘われてしまったフリーマン!
    フリーマンは、 そこで、 マロニエシティ御当地ミックソンのマテラと大接近遭遇する。
    マテラの願いどおりに、 フリーマンのライドウリョウガは協力することになる。


   68
    フリーマンのリョウガとマテラは裏庭の花壇のナデシコ軍隊に攻撃を受ける。



(ここから本編の続き)



   69

 マテラが戦っている……左手に弓。 右手に光の矢を駆使して。
 そして俺も……
 相手はナデシコ形ミックモン剣士軍団で、 全てが歩兵……が、 切っても切っても次々と湧いて出てくるように……何れ最後の一体になるときが来るはずだが、 俺も些か得意になってきたライトニング・エナジー・サーベルを二刀流で倒しているがいつまで経っても目の前は大群だ。 サーベルを振って勝手に体を回転させる際、 垣間見れるマテラも俺同様なことになっている。
 此奴らは、 ベースがヒトガタでなく植物……小学生の徒歩での下校途中で田舎道に落ちている棒きれで路肩に茂る雑草軍団を怪物に見立てて切り込んでいるようだ。 切りのない大群と言うこと以外は抵抗不足、 贅沢な話だが同じことの繰り返しはマンネリ化と言う見えない敵が精神的に堪える。 ま、 単純に考えて相手が草花ならどんなに切り捨てても……ましてや勝手に向かってきてくれると来れば正当防衛だ。 一応俺も賛同している考えのミックモンでも殺さない……生け捕り……ま、 言い方が御下品というなら替えて、 保護だ。 が、 此奴らは草花……ま、 無益な殺生的な勝手にその辺に生えている雑草でも生き物と言えばそうだし、 大人になってからは目をくれる気もなく意味なく攻撃することもなくなっていたが、 此奴らは襲ってきている……要するに……狂気な動く花壇にお行儀よくさっきまで並んで生えていた花が、 モンスター・プロテイン的エナジーをうけてこうなっているだけと自称ながら分析する……となれば此奴らは人ではなく所謂草だ、 切り捨てても問題なかろう……諄いが正当防衛で、 やらないとやられる単なる剣の攻撃だが……その突きは驚くほど鋭い。 剣使いにしても全部精励揃いだ、 さっき背中を刺された具合で俺は感じた。 直ぐさま治る体……体質でなければ……そのひと突きで重傷か、 急所を的確に突いているので死んでいるほどの腕前だ。 それが沢山襲いかかってきている……花壇と言っても広大な花壇で、 猫の額ほどの広さではなく……ざっと見た目に一反歩……百姓の言い方を一般巷に通じるように言えば、 三千平方メートルの花壇にびっしりと並んでいた……その数は……
 と、 考えている暇さえ与えてくれるほどのマンネリな戦いだ……が、 突きだけが本物という厄介な此奴らだ。 気は抜けない……疲れを知らない体でよかった。 もうかれこれ数十分は経っている。 マテラが肩で息をしはじめている。 仕切りなき此奴らの攻撃に流石のマテラも……次の業を発動する機会を失っているようだ。 マテラは傷つく。 つまり此奴らに突かれれば死も意味することはあるかもだ。 それで次の業に移れないようだ。 規則性はあってないようなこの状態だ……俺たちが取り囲まれないのは前方から来る此奴らを後ろにやり過ごさずに切り捨てているからだ。 囲まれて一気に突かれれば流石に此奴らの刃の餌食だ。 俺はマテラに徐々に近づく……案の定俺とマテラで平行に対処していることである意味壁になっていた俺とマテラの間の見えない壁が狭まり……俺とマテラの外側が可成り空いて……案の定、 そこから後ろに抜き出た此奴らが俺とマテラを囲みはじめる。
 「どうして……近寄ったの? あのままなら後ろをとらせることには成らなかったわ」
 「ああ。 俺もそう考えていた」
 「きりがないようでも終わりは必ず来るわ、 あのまま切り捨てていれば必ず終わったのに」
 「ああ、 俺もそう考えていた。 が、 俺はここにとどまっている暇がなくてな。 要するに面倒臭くなってきた。 だから妙案を思いついて実行しに来たんだ。 デュワッ」
 と、 俺は大翼を開いてひと羽ばたきし周囲のナデシコ兵を吹っ飛ばすが、 根強い。 と、 同時にマテラのウエストを抱いてジャンプ! 宮殿屋根より少し高い位置から……ライトニング・エナジー・ショットを放つ! 矢継ぎ早に……もろに当たった奴とその周辺にいた奴が一気に吹っ飛ぶ! が、 ライトニング・エナジー・アローもそのエナジー・スパークもこのままでは使えない。 右の小脇に抱えているマテラに影響を与えてしまう。
 察したか? 「私とコラボしましょ。 時間がなさそうだし、 ふふっ」
 東の空にオレンジと白のコントラストな帯の光景が露わに……夜明けの予兆だ。 俺もマテラもピューソン姿を未だ隠している。 それに宙に浮いたままでは……身を隠すにしても……「コラボって?」
 「こうするの、 ふふっ」 と、 体を反って上体を起こすマテラ……光の矢を番えたアローを花壇中央に向け準備する。 「私が合図したらライトニング・エナジーを私の右手にいっぱいちょうだい、 ふふっ」
 「どうなるんだ?」 俺はマテラの右腕に右手を添える。
 「元に戻すのよ。 綺麗に整っていたナデシコ花壇にね、 ふふっ」
 「まあいい。 任せるぜ、 マテラ」
 「ありがと、 フリーマンさん。 ふふっ」 マテラのアローが金色に輝いて……見るからに充実満ちている……「いいわ、 今よ!」 俺はライトニング・エナジーを光のパウダー化しはじめたマテラの右腕に注ぐように流す……「私たちで可成り倒しちゃったから、 半分ね、 戻るのは。 ふふっ」 と、 マテラはそのアロー(矢)を花壇に向けて放った。
 ……優しい感じのする動きで金色と青白き光パウダーの帯の一線が花壇中央に注がれて……花壇の縁の加工レンガ枠の隅々まで優しく広がっていく。 残ったナデシコ軍は俺のライトニング効果で痺れて動けない……マテラの癒しアロー効果が……広がって通常のナデシコに変わる……っと言うより戻っていく……宮殿裏庭花壇建物手前は土が剥き出しだが、 まだ俺たちの手に掛かっていない残りのナデシコが……約半分の花壇に残ってカバーしている。
 赤、 黄、 白、 ピンクの花が、 またお行儀よく咲いている。 そして……それらの狭間に俺とマテラのコラボエナジーの残光が輝いて……ゴールドとブルーの細かい輝き……「メリークリスマスよ、 フリーマンさん。 ふふっ」
 「ああ、 綺麗でお見事なイルミネーションだ。 マテラ」
 「これは計算外だわ、 ふふっ」
 「こういう計算外なら、 俺は大歓迎だぜ」
 「うん。 ふふっ、 (マテラが俺を見て) ロマンチストなんだ、 フリーマンさんって、 ふふっ」 と、 見つめる……マテラ。
 「ま、 ケースバイケースだぜ。 心のままに感じて素直に成るだけだ、 俺の場合は」
 「あら、 私も。 私がピューソンのときの彼がそう言う思考で、 私も気に入って悟ってからこの意に唱えているわ。 ふふっ」
 「そうなんだ」
 俺はゆっくりと、 降下する……「この角度から見てみ!」
 「うん、 いいわ。 ふふふっ」
 コントラストの夜明け空 → 奥に茂る針葉樹の木々の緑が青っぽく見える青 → そして花壇枠レンガの赤 → イルミネーションネットに囲われた色とりどりのナデシコ群花壇。
 「絶景だ!」
 「うん。 このときだけね、 無二だわ……」 光り輝いて小脇から抜けて……輝きながら俺の前に中に立つマテラ。 「そうか、 浮くことが出来たんだっけ」 「でも、 抱かれたときその気がなく成っちゃった。 何故かこのまま触れていたいって思っちゃった、 私。 ふふっ」
 俺はもう限りが迫る少しの間をこの光景に相応しい……マテラを後ろから優しく抱きしめる。 前に回したこの腕にマテラも手を添えて……OKした意を伝えてきた。
 俺は、 何故か……? ヒトミを抱きしめている錯覚を瞬時の体感してしまっている。



      ……次回お楽しみに……m(_ _)m




     ☆わたしの私感☆
    何事も、 単純なことほど、 油断大敵さ!



 *誤字、変換ミスがございましたら……悪しからず*


     by:音太浪 m(_ _)m



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