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HEART-BOILED☆LEGEN'S -2☆ all_series_vol.50 [the PLANET No.3☆SF s-2]

   アダルズヒーロー・ヒューマンファンタジー
   HEART-BOILED☆LEGEN'S  Vol-2



                         鐘井音太浪
                                                                -netaro kanei-


★前葉を飛ばしたい方は、 下記の青色本編からどうぞ★



       プロローグ   

 この物語は、 フィクションだ。
 物語のステージになるこの惑星も俺の想像によるものだ。
 が、 何処かの太陽系第三惑星に有するものだったりするやもしれない。
 また、 固有の人物(生命体)名などが、 従来存在する名前と一致したとすれば    それは単なる偶然だ。
 ま、 しばし音太浪ワールドに付き合ってもらおう……ああ、 この物語を読むに当たってのアドバイスだ。 どこかに……地球という惑星が存在しているなら、 そこの常識を頑なに守りつつ読むのでは、 入り込み方が半減することを約束しておこう。 柔軟且つ白黒つけぬグレーゾーンをふんだんに維持し、 その狭間で楽しむことをお勧めする!
 物語展開は、 基本主な登場生命体、 つまり主役目線だ。 が、 ときより天の声も使う。
 では、 はじめよう……




       主な予備知識紹介   

ミックソン=レジェンズと呼ばれし半物質の特殊知的生命体とピューソンの融合生命体。 容姿は化け物。
レジェンズ=一般には触れることも見ることも出来ない特殊生命体。
ピューソン=何の特殊能力を持たない真人間。
ミックモン=邪な感情が頂点に達したとき、 身近な動植物と同化しその能力を持って実力行使する化け物。 力のあるミックモンやミックソンによって、 ピューソンをミックモン化することも可能。



   THE PARALLEL PLANET☆No.3!     STORYの序章   

 ★ ダーク(未知なる)レジェンズ十三柱の総合意思
     もういい! こんな無意味な世の中……
     我々はもう限界だ!
     ピューソンの知力を利用し……ミックモンを仕向けちゃいましょ!
     我々も同化できるベターハーフなピューソンを見付けようぞ!
     もう既に潜入している我ら以外のレジェンズやらの同士と……共に!
     ピューソン社会を一掃するんだ!
     うむ、 そうしてくれ!
     もう情状酌量の余地なしじゃな!?
     が、 中には救えるピューソンもいるやもしれん!
     なら、 まずは私が下部、 ダークレジェンズチームを……降臨致しましょう!
     引けをとったわね、 貴方にしては珍しく!
     ふっ、 俺様は勝手にいくぜ!
     相変わらず身勝手な奴だ……ライトニングレジェンズは!
 ……ああまってぇ~ライトニング様~ぁ! あたしもいくぅ……!

 この世からすれば絶する異空間での会合   
 それらはこの世を造り……生物をも誕生させた!
 が、 進化に伴い……人=ヒトガタ知的生命他の劇的な進化に戦いていたものの……
 その身勝手さに目を細めるようになっていた。
 そして、 ついに! 審判を問うことに……
 それまで、 異空間に    パラレルワールド化させたこの惑星のもう一つの世界を造り様子を窺っていた。
 が、 慈悲なる感情がないわけでもなく……十三柱のリーダーが、 現世に勧告した。
     ……パーフェクトオールレジェンズである! これより一カ年の期に……   
 まずは二柱のレジェンズが各々に動いた!


   ★ それは空気の澄んだヒンヤリする如月と呼ばれしある晩に……

 ピューソン側からすれば現世となる惑星に……レジェンズ側の半物質惑星が……
 ……そしてこの日、 その惑星は二分していたパラレルワールドがリンクした。


   ☆ リョウガのハートボイルドな決意

 もう思い残すことは何もない!
 すべてをこのときで変える    ハートボイルだなフリーランスライフだ!
 これまでいい子を演じてきた俺、 四十猶予の歳にして真なる一本立ちだ!
 妻子ある身を脱して    ここから先の生涯は、 其奴らを巻き込むことは様々危険だ!
 完全に縁を切り、 フルネームを改めた。
 俺の名は、 ペンネームどおりのライドウリョウガだ!
                            BY RYOUGA


   

   HEART-BOILED☆LEGEN'S Vol-1
  ハートボイルド★レジェンズ ファーストコンタクト! のおさらい


    俺(ライドウリョウガ)は、 この街の路地で奇怪な」ライトニングを喰らう。
 それは、 ライトニングエナジーレジェンズ・フルフリーそのもので、 ベターハーフとなるピューソンと同化するのが目的だった。
    この意までをも則ろうとするが、 俺は苛み、 其奴は何故か大人しくなった。
    俺は、 その新たなライフスタイルを、 好む女二人と営みはじめたところだ。
 直接危害がない限り、 他のことは 『どうでもいい!』 と言った思考の俺だ。
 が、 巷で噂のミックソンとなってしまったため、 アイスウーマンなどの数々のミックソンやミックモンと遭遇し、 やむなく関わってしまう。
    俺が掲げている理念 “ハートボイルド(七本柱)フリーランスライフを遂行している!




   THE DARK★LEGEN’S★MEN! (ここまでの粗筋)

     0
    ライドウリョウガ(主人公)が、 行きつけのレディースバー・フェアリーズに行こうとした、 その舗道上に、 突然、 パーフェクトレジェンズの一体が現れた。
 それはまるで、 翼の生えたホワイトベンゴルティガー(タイガー)。
 そのパーフェクトレジェンズが名乗らないため、 リョウガが、 「トラコウ」と称した。
 その目的は、 リョウガと融合したはずの、 ダークレジェンズ・フルフリーへの、 ミッション確認。
 いっこうに意を表明してこないフルフリー……
 ようやく安定してきた今のフリーランス・ライフスタイルを何者にも犯されたくないョウガは、 トラコウの言い分を拒否した。


    1から47
    ライドウリョウガの行きつけの喫茶店 “カフェテラス” 。
    そこからはじまった今回のダークレジェンズ・ミッション。
    それを仕掛けている元締めは、 フラワー・エナジー・レジェンズのローテンローゼン。
    ナミーちゃんアパート近くの公園の一件から…… 『一万人の道の駅』 ムード高まる大温室どの大騒動。 ローテンローゼンの手によって、 次々と放出される植物型ミックモンら。
    そのミックモンらの前に立ちはだかるミックソンは、 マロニエシティを守護する御当地ミックソンのマテラ、 アイスウーマン改めエルサ。 そして謎だらけながらもマテラに荷担するイーグルファイヤーレジェンズのエリサ。 見るに見かねて手を貸す羽目になるライトニング・エナジー・レジェンズのフルフリーとリョウガが融合しているフリーマン。
    大温室の一件を邪魔されてしまったローテンローゼンの次の狙いは……
    ローテンローゼンがピューソン姿のときは、 『ネゾ・ネトーレ』 と名乗っている。
    ネトーレは、 SNSサイトを使って次なる動きを企てる。
    傍ら、 ライドウリョウガ、 リサ、 ヒトミ、 セレンらが各々に、 『ネガレディ・ハート・アレンジサイト』 を注目する。 そしてリュウザキリナまでもが。
    ネトーレがネガティ思考のレディ軍団候補を募った目的は……
    ネトーレは、 マロニエ・エンターテーメント・プラザ会場に、 所謂、 そのサークル参加者を募る。
    リュウザキリナと女装しているライドウリョウガも参加している。
    その会場で、 潜入しているリョウガの顔見知りが二つ。 と、 もう一つバイトスタッフの・ヒナタレミの顔も。
    ネトーレの講義、ウーマンリーブスの主張。 (振る舞われたお茶に含まれたモンスタープロテイン増幅エキス)
    個別のヒアリング(煽る激動根元感)
    最終集結目的のレセプションパーティが……この最上階の展望フロアではじまる……
    中締め替わりに、 遂に正体を明かしたネトーレ。 仮の姿の下は、 あのミックソンローテンローゼンだった。
    怪しげなパウダーが散りばみ……リサと俺が、続いてリュウザキリナも会場を出た。
    その階ロビー野間度から見る外は夜。 窓際でリョウガ、 リサ、 リュウザキリナが目にした光景は、
    パーティ会場マロニエ・エンターテイメント・プラザ最上階の展望フロア非常用窓から、 異様に育った蔦をロープ替わりに降りてゆく女たち。 地上に降りた際には何らかの植物系ミックモンと成っている……ローテンローゼン率いる草花のミックモン軍団、出撃。
    リサとリュウザキリナ、 ライドウリョウガはそれぞれに離れていく。
    凌駕は上空へとハイジャンプし、 フリーマンとなり、 成層圏で様子を高見する。
    この街の至る箇所で多種の大輪花が咲きはじめる。
    真っ先に駆けつけてくるマテラが姿を現さない。
    が、 ファイヤーイーグルの化身のエリサが下に飛来してきて冗句王を把握する。
    上空からエリサがヒートショットを放ち、 花卉軍団の足止めをするが……一体に多勢では限界がある。
    見かねたようにアイスウーマン改めエルザが加わる。
    あの会場に募った女は約五十名。 と、 リョウガらを除いてもそれぐらいになる。
    その数のミックモンを処理するのは、 いくらガマーズ部隊隊員総勢でも手に余る。
    凶暴化しているミックモンには容赦はない。 もうすでに手込めに掛かってしまった男が数人いる。
    ミス・セブンス・リリィ VS フリーマンの攻防。
    モンスター・プロテインに犯されたマテラ。
    新たな女ミックソンの登場。
    フリーマンとウィンドラ・ナチ。
    フリーマン、 先をウィンドラ・ナチに譲る。
    リリィ VS ナチの攻防はじまる。


   48
    ミス・セブンス・リリィとウィンドラ・ナチの戦い……
    ウィンドラ・ナチの打開策。
    フリーマン、 力を貸す。




(ここから本編の続き)




   49

 (ミス・セブンス)・リリィと (ウィンドラ・)ナチの……いい女同士の戦いを高見の見物と洒落込んでいる、 俺。 が、 ナチの思案に力を貸すことにした。 通常出てくるはずのマテラが未だ現れず、 ナチとマテラのコラボ業が使えずに……ナチが俺のライトニングをチョイスする作戦のためだ。 ま、 俺とすれば一体に対して二体(複数)での攻撃は些か卑怯な気がするので嫌だ。 が、 目の前のいい女ヒトガタが助けを求められれば逆らう意味もない。 ま、 ここは今戦っているナチに従ってみるのも一興な気がするので、 このでかく巻いている大風の中でナチに従ってやっている俺だ。
 「……そうね、 例えるなら携帯マッサージの低周波……」
 俺はライトニングを微妙コントロールしつつ、 渦巻く風に注ぎ続けている。

 「ん、 届い(た)。 ライトニング、 リリィに。 合図したら……ボルテージを若干上げて、 気合い一つ分よ」
 突起だって伸びた渦巻く強風はリリィ寸前で突然花開くように、 開いた中心にリリィを包み込む。 それ渦巻く風に乗って俺が今はなっているライトニングの青白き稲妻が……まるで柔らかさを得た有刺鉄線の如くその砲口をコントロールされてリリィの周りに取り巻いた。
 渦巻く強風の筒はまだ、 リリィには一切触れていない。 ここまでは完全に風業をコントロールしきっているナチだ。 熟練の安定感で何の不安も感じさせはしないその滑らかさだ。

 「よし決めた。 この業を 『ライトニング・バルバイアール・ウィップ』 長いから頭を撮って “R・B・W” の 『ラブウ』 だ」
 「いいわね、 貴方センスいいの(ね)。 じゃあこれも……つけてくれ(る)」
 「まんまでいいなら。 っで、 これって、 この竜巻のことか?」
 「ええ」
 「こんなに安定した業なのに……名前ないのか?」
 「うん。 今まで考えたこともなかったか(ら)」
 「で」
 「ん、 業に名前あった方がコラボのとき、 いいような気がし(て)……ええい」
 ナチがリリィを取り巻いている渦風を縮める。 リリィ前身にこのライトニングを帯びた竜巻が襲いはじめる。 大輪の頭部に開いた花びらの中の芯にピューソン時を思わせる顔がある。 髪の毛もあって、 母体が電気を帯び始めた省の現象が起き始めている。 プラスチックの下敷き(文具)を擦って頭に乗せてゆっくりと引き上げると髪の毛が逆毛立つ……ように、 不自然に逆毛たちはじめている。
 が、 表情は平常な……戦っている途中なのでその顔そのものだ。
 ま、 俺はナチの合図待ちだ。
 「俺は、 加減が分からねえ、 指示と合図を任せるぜ、 ナチ」
 「ええ、 一瞬にして死なせず、 意識を奪う程度。 ライトニングとのコラボは二度目な(の)。 そのときは、 ライトニングエナジーレジェンズのリードでやったか(ら)」
 「そうか、 大丈夫だ。 ナチは勘は良さそうだ。 そのときの感覚を思い出すことに強い注しろ」
 リリィからのランチャー弾が一旦止んでいた。 が、 別の動きをしはじめたリリィ……両手の花が散ったように落ちて、 また新たな蕾が生えてきている。 今は緑色だが、 徐々に白く……いや、 今度の蕾は……ピンクが差し始めている……「此奴って、 本当にミックモンなのか?」 と思わせる動きとしぶとさに思えてきた。 が、 今は集中しているナチに余計な……入れ知恵はタブーなシチュエーションだ。
 ま、 ナチの、 この攻撃結果次第でそれもはっきりするであろう……から。
 「あの大木一本焦がすような電力で一鼓動分、 合図……シュートって言い切ったらや(って)」
 その歯切れの悪さにジャストタイミングは自身がないが、 ま、 何とかなるであろう……から、 「OK。 が、 早くしたほうが、 何かしはじめているんじゃないか? あれ」
 「ん、 じゃあ行くよそろそ(ろ)」 と、俺を見て、 リリィに向いたナチ、 「シュー(ト)」
 と、 案の定歯切れ悪ぅ! が、 その店舗から…… シュートの(ト) を俺の中で図ってナチに言われたとおりにライトニングの電力をアップした。
 多少稲光の強さと径が太くなったようにも思えたが、 見た目はそのままで。 が、 ナチが渦の間を縮めてリリィに締め付ける瞬間に衝撃的爆音が 『ボン』 と鳴って一瞬にしてリリィの動きが止まった。
 頭部を項垂れ肩を落としたような脱力感の姿。
 成功したような気がした俺とナチは、 それを見合って笑って承知する。
 が、 ビビッとリリィの外観を電流が走ったようにも俺には見えていて。 案の定、 リリィが痙攣したかの如く身震いし、 腕や肩を小刻みに振るわし、 ゆっくりと顔を上げ……こちらを睨む。
 「やっぱ、 効いてないか」
 「どういうこ(と)」
 「さっき、 ピンクの花の二つのアンテナで俺の電力を集め、 体外のみを通して地面にそのエナジーを放電させたようにも思えた」
 「つまり、 外側だけって言うこ(と)」
 「ああ、 そうだ。 全く芯に届いておらず、 痺れはしたものの効いていない。 あのピンクは避雷針の作用をしているようだぜ」
 「そうね、 参ったわ(ね)、 やっぱりマテラとじゃないと多種のコラボ業が……」
 「それに、 あれってミックモンか? 俺にはミックソン……つまり、 何かのエナジーレジェンズが混じってないか?」
 「ん、 考えられなくもないけれ(ど)、 稀に現れることもある(のよ)、 賢く、 強く、 タフなミックモンが……」
 「そうか」
 「でも、 引っかかってもい(るわ)、 リリィって名に……昔どこかで聞いた覚えが……」

 と!
 より光って電光が逆流してきてかと思うと、 バカッンという乾いた音を立てる。
 と、 次の瞬間の一瞬にしてナチが気を失って、 一瞬にして巻き風が収まり、 浮いていたナチ本体が落ちていく。
 俺は地面に激突する寸前で、 ナチをキャッチし……そおって地面において様子を見る。
 気を失う寸前にナチが、 「カウンター喰らっちゃ多(ね)」 と残して気を失ってしまった。
 リリィを見ると、 俺にリリィが声を掛けてきた。
 「あら、 貴方。 痺れないのね。 そうか、 ライトニングエナジーのミックソンのようだものね」 と、 笑う。 その表情は余裕のチャーミーな笑顔だ。
 「どうやらそのパラボラ風アンテナに、 逆流させた秘密があるようだな」
 俺はリリィに正対し間合いをとった。 こうなっては相手するしかなさそうだ。 と!




      ……次回お楽しみに……m(_ _)m





   ☆わたしの私感☆
  無勢に多勢とは言うが、
 一人の強者に、
 偏見を抱いた一般的な思考の多勢が、
 寄って集って悪い陰口を、
 当人の知らぬ間に広げて評判を落とす行為も……
 ある種のハラスメントなのでは?
  知らぬ顔してその場にいても伝わる悪しき空気観!
  それでも孤高な者は、
 多勢のあなた達の出来ぬことをサラッとしているのだぜ。



          by:音太浪 m(_ _)m


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