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HEART-BOILED☆LEGEN'S-3 all_series_vol.17 [HEART BOILED ☆ SF story]

   アダルズヒーロー・ヒューマンファンタジー
  HEART-BOILED☆LEGEN'S all_series Vol-3


                         鐘井音太浪
                                                                -netaro kanei-



 読者の皆様へ。 只今から週末小説はじめます! m(_ _)m
 ★全容を飛ばしたい方は、 下記の青色本編からどうぞ★



       プロローグ   

 この物語は、 フィクションだ。
 物語のステージになるこの惑星も俺の想像によるものだ。
 が、 何処かの太陽系第三惑星に有するものだったりするやもしれない。
 また、 固有の人物(生命体)名などが、 従来存在する名前と一致したとすれば    それは単なる偶然だ。
 ま、 しばし音太浪ワールドに付き合ってもらおう……ああ、 この物語を読むに当たってのアドバイスだ。 どこかに……地球という惑星が存在しているなら、 そこの常識を頑なに守りつつ読むのでは、 入り込み方が半減することを約束しておこう。 柔軟且つ白黒つけぬグレーゾーンをふんだんに維持し、 その狭間で楽しむことをお勧めする!
 物語展開は、 基本主な登場生命体、 つまり主役目線だ。 が、 ときより天の声も使う。
 では、 はじめよう……


       主な予備知識紹介   

ミックソン=レジェンズと呼ばれし半物質の特殊知的生命体とピューソンの融合生命体。 容姿は化け物。
レジェンズ=一般には触れることも見ることも出来ない特殊生命体。
ピューソン=何の特殊能力を持たない真人間。
ミックモン=邪な感情が頂点に達したとき、 身近な動植物と同化しその能力を持って実力行使する化け物。 力のあるミックモンやミックソンによって、 ピューソンをミックモン化することも可能。


   THE PARALLEL PLANET☆No.3!     STORYの序章   

 ★ ダーク(未知なる)レジェンズ十三柱の総合意思
     もういい! こんな無意味な世の中……
     我々はもう限界だ!
     ピューソンの知力を利用し……ミックモンを仕向けちゃいましょ!
     我々も同化できるベターハーフなピューソンを見付けようぞ!
     もう既に潜入している我ら以外のレジェンズやらの同士と……共に!
     ピューソン社会を一掃するんだ!
     うむ、 そうしてくれ!
     もう情状酌量の余地なしじゃな!?
     が、 中には救えるピューソンもいるやもしれん!
     なら、 まずは私が下部、 ダークレジェンズチームを……降臨致しましょう!
     引けをとったわね、 貴方にしては珍しく!
     ふっ、 俺様は勝手にいくぜ!
     相変わらず身勝手な奴だ……ライトニングレジェンズは!
 ……ああまってぇ~ライトニング様~ぁ! あたしもいくぅ……!

 この世からすれば絶する異空間での会合   
 それらはこの世を造り……生物をも誕生させた!
 が、 進化に伴い……人=ヒトガタ知的生命他の劇的な進化に戦いていたものの……
 その身勝手さに目を細めるようになっていた。
 そして、 ついに! 審判を問うことに……
 それまで、 異空間に    パラレルワールド化させたこの惑星のもう一つの世界を造り様子を窺っていた。
 が、 慈悲なる感情がないわけでもなく……十三柱のリーダーが、 現世に勧告した。
     ……パーフェクトオールレジェンズである! これより一カ年の期に……   
 まずは二柱のレジェンズが各々に動いた!


   ★ それは空気の澄んだヒンヤリする如月と呼ばれしある晩に……

 ピューソン側からすれば現世となる惑星に……レジェンズ側の半物質惑星が……
 ……そしてこの日、 その惑星は二分していたパラレルワールドがリンクした。


   ☆ リョウガのハートボイルドな決意

 もう思い残すことは何もない!
 すべてをこのときで変える    ハートボイルだなフリーランスライフだ!
 これまでいい子を演じてきた俺、 四十猶予の歳にして真なる一本立ちだ!
 妻子ある身を脱して    ここから先の生涯は、 其奴らを巻き込むことは様々危険だ!
 完全に縁を切り、 フルネームを改めた。
 俺の名は、 ペンネームどおりのライドウリョウガだ!
                            BY RYOUGA   


   理念、 HEART ・ BOILED ・ 7本柱とは……

  ☆己の意思(意志)決定により素直に言動する。
  ☆遊び心を持ったシンプルさへの追求心。
  ☆その外見に偏見を抱かない。
  ☆信じることの出来る精錬。
  ☆その分野の超人(高み)を目差す。
  ☆御節介はときより御法度!
  ☆結局、 自身らしく生きる。



   HEART-BOILED☆LEGEN'S Vol-1
  ハートボイルド★レジェンズ

  ファーストコンタクト! のおさらい


 俺(ライドウリョウガ)は、 この街の路地で奇怪な」ライトニングを喰らう。
 それは、 ライトニングエナジーレジェンズ・フルフリーそのもので、 ベターハーフとなるピューソンと融合するのが目的だった。
 この意までをも則ろうとするが、 俺は苛み、 其奴は何故か大人しくなった。
 俺は、 その新たなライフスタイルを、 好む女二人と営みはじめたところだ。
 直接危害がない限り、 他のことは 『どうでもいい!』 と言った思考の俺だ。
 が、 巷で噂のミックソンとなってしまったため、 アイスウーマンなどの数々のミックソンやミックモンと遭遇し、 やむなく関わってしまう。
 俺が掲げている理念 “ハートボイルド(七本柱)フリーランスライフを遂行している!




   HEART-BOILED☆LEGEN'S all_series Vol-2
  ハートボイルド★レジェンズ

  THE DARK★LEGEN’S★MEN! のおさらい


 俺、 ライドウ・リョウガことフリーマン (ミックソン) は、 マテラ、 エリサ、 エルサ、 W・ナチとともに、 マロニエシティを襲ったローテンローゼン、 セントオオジョウシティを襲ったモングジラン少将をも何とか制圧して……場を納めた。
 ローテンローゼンもモングジラン少将も、 レジェンズ融合体の強敵だった。 が、 それらの真なる正体までは知るよしもない俺だ。 ま、 大方全世界からピューソンの一掃をミッションとし……ピューソンと同化するモンスターミックモンをも使ってピューソン一掃抹殺をこの惑星全域で遂行している……ようだ!
 が、 俺のテリトリー、 マロニエシティとフリーランスライフを犯してこなければ、 俺には関係ねえ。 ま、 どうでもいいこのだ!
 ま、 独りよがりか否かは一般の目線で勝手に評価していればいい……が、 どうしても意識してしまう俺にとっては “本物” 志向の……はっきり言っていい女らの身に何かが起きるか、 お強請りされれば関わざるおえないこともなくもない……かなあ~ぁ、 と言う意も出はじめてはいる俺でもある。



   HEART-BOILED☆LEGEN'S all_series Vol-3
  ハートボイルド★レジェンズ

  イッツ リアリティ ザ・ピューソンズ・プラネット!


   0

 んが、 関わっちまったぜ。 マテラの正体を知ってしまったせいだ。
 マテラ、 マロニエシティ御当地ミックソンのマテラ・ディーチェの正体は、 俺がピューソン時の好むいい女の一人、 サキ・ヒトミだ。
 そんな関係の女にせがまれ……お強請りされれば嫌とも言う間もない一つ返事の 「ん!」 と首を縦に、 勝手に反応してしまう俺だ。 四十の男でも……自ら得たなら性格って言う奴を変更することもあるさ! ブレるのとは違う。 固有生命体的進歩……学習だ。
 今夜のお相手ミックモンは五体だった。 牛に馬に豚に鶏……何故かトラ! これらが同化したミックモンの化け物をマテラ、 アイスウーマンのエルサ、 そして俺で……と、 途中からあのメタワンコのホドガケ運ちゃんも手を貸してくれて……マロニエシティ・中央区マロニエ社(やしろ)前大広場は、 ある意味大にぎわいになった。 が、 ファイヤーイーグルのエリサもW・ナチは姿を現さなかった。 ま、 いい。 其奴の勝手で。 事情って言う奴もあるし、 俺はまだ、 W・ナチの性格って言う奴を深くは知り得てはいない。 勝手に思いこめば偏見になる。 俺の一番嫌いな……己の見ていない世界観を勝手に決めつけ判断してしまう……は、 偏見を抱く! ってなことだ。 俺も此奴で……協調性主義集団からの集中砲火を浴び続けていた時代もあった。 そのころは単なるピューソン男の……少し古い言葉だが……チョベリ男で単なるカッコツケマン! 中身が伴わない本当の意味での伊達カラースーツ好き男だった。 ま、 ジャケットを羽織ることへの憧れを実行していただけだ。 が、 周囲の目はそんな感じの視線が多かった様な気がしている。 はっきり弄って来てくれる者は少なかったが、 意を言葉にしてくれる奴はありがたい。 こちらの意を真に伝える機会を与えてくれる。 が、 影でゴチャゴチャ……明らかなる極寒な視線ながら影でゴチャゴチャは、 其奴らの意見をはっきりと汲めないので対処の使用もない……で、 勝手にこちらを、 はっきり言って仲間の輪からお外しあらされる。 協調性のない奴とレッテルを貼りやがる。
 で、 俺はよく知りもしない……且つ、 この目に見ることの出来ない影の大いなる世界観に対する身勝手な想像をすることを止めたんだ! したら、 すんごく気が楽になったんだ。 職業柄、 フィクションはライターとして描くが、 俺に知り得ない……目にも出来ない影の世界観を事実としては勝手に決めつけ講じない! と言うことを止めたと言っている。 言葉って言う奴も、 時頼厄介で、 その者の生い立ち……今日(こんにち)に至るまでの環境の差の価値観等々で……違って当然なのに……自身が身に着けた感覚で相手の放った言葉を読み解くが……そこに大きな落とし穴が存在していることを考え……思いつきもしない。 だから、 つまらない言い争いが生じるのだと俺は勝手に思っている。 同種の意味でとらえてはいるのだが……ニュワンス違いでズレてしまっていることにも気がつかず……掛け違えているだけなのに! 互いが釈然としない顔をしつつも……わかりあった振りして表情を繕っている光景を、 俺も幾度か目撃しているような気がする。 ま、 んな訳で俺は 偏見 っていう奴を抱くにはよく知った上か、 ファーストインスピレーションの所謂 『生理的気持ち悪さ』 っていうことでのどちらかだ。 後者のケースは俺の感覚では稀だが……どうしてもその外見を受け入れられない者が……たま~に出現する。 ま、 ☆その外見に偏見を抱かない☆ を理念テーマに掲げてはいるが、 このキャパオーバーな逸材も稀に出現してしまう……本にこの世はまだまだ底知れぬ……まあ、 いちピューソン男だった俺では止む追えまい。 が、 今はライトニング・エナジー・レジェンズのフルフリーとの融合知的生命体・ミックソンでフリーマンと名乗っている俺だ。
 で、 昨今のこのシティ……今夜も植物と同化したミックモンが出現しなかった、 と言うことは……プラント(植物)エナジーレジェンズのローテンローゼンが関わってはいないようだ。
 月光を背に俺はフリーマンに姿で……上空推定一千メートルをホバリング中だ。 テプラノドンの翼似の大翼をゆったりと羽ばたかせ……SWアイを駆使して下界を見下ろしている。
 SWアイとはこの目の特殊な能力で、 フルフリーとの融合で備わった能力だ。 千里眼の如く、 何処までも拡大フォーカス可能な視野力……それはまるでライフル銃などで使用するオシロスコープの如しだ。 もう一つ特殊能力があり……生命体以外の内部……つまり、 ピューソンの手によってつくられた建物や道路、 衣類に機器類の内部などを透かし見ることが出来る。 が、 例えば街路樹内部の根幹や年輪……マテラやエルサのコスチュームの中のオッパイや小股を透かし見ることは出来ない。 コスチュームを装ってはいるが、 あれらは何れも皮膚変化によるもので、 要するにすっぽんぽん状態の裸で皮膚を衣類に変化させ……ま、 カムフラージュしている。 俺もそれは出来る。 俺がピューソン時に好むクロウズのジャケットも皮膚変化で再現できる。 そのリアルさときたらしっぽりと触れない限りそのもので可成りの完成度だ。 で、 この目の能力に戻すが、 スコープのSとスケルンアイのSのダブルの能力と言うことで、 SWEYEだ。 今はもうコントロールは自然と勝手に……生まれた赤ん坊が……やがてはいはいをして……つかまり立ちをして……よちよち歩き出して……もうすっかりいつの間にか二足歩行で当然の如く歩くのと同様な日常的身体能力だ。
 ……下では、 マテラがガマーズ隊員らと……現場処理を行っている。
 マテラの正体は、 俺の女、 サキ・ヒトミ! で、 ヒトミはマロニエTVのガマーズ専属リポーターでもある。 その正体を知らないうちは単なる化け物見たさの好奇心旺盛主義な性格が度を超してのことかと思ってもいたが、 御当地ミックソン・マテラでは、 いち早い情報源を! と言った考えからも……俺の勝手な想像の推測だが……大方であろう。 ヒトミとは完全男女の仲で……出会って、 好感の意志交換をはっきりとして以来の五年以上に渡る間柄だ。 俺が勝手にどう想像してしまったとしても……得意のヒトミーズ・フラッシュ・スマイルを満面に頌え! 「もうリョウガさんったら……ふふっ」 と、 肯定否定もはっきりと意思表示してくれると、 確信できたしまう。 古から伝わる巫女衣装と陣羽織を足しで二分した白地に朱色の縁取りを施しているコスチュームだ。 得意の業はアローだ。
 で、 ガマーズとは、 G=グローバル・A=アンチ・M=モンスターオブ・R=レンジャーズSー複数のSで、 GAMRS=ガマーズの愛称部隊だ。
 ……エルサも正体を知っている。 嘗ては的として俺の前に出現した。 俺が行きつけのカフェ……マロニエシティ・北区にある “カフェテラス” と言う名のカフェのバイトの自称女子大生の通称ナミーちゃんとデートでいった映画館上映中に……いきなり客席をその業で襲ってきた。 攻撃の衝撃でナミーちゃん気絶後に、 俺は止む追えずフリーマンになった。 それをエルサに目撃されてしまっていたため……もう言い逃れなんてダサイ言い訳はしない主義の俺は、 正々堂々と認めた。 ま、 ことを終えたのちに……何故かセックスを伴ういきなりのお付き合いが……俺も拒むことなく……エルサも積極的に……行為に及んでしまって以来の男女の仲だ。 ヒトミも、 もう一人の同棲女のリサも、 すんなりと受け入れて今ではピューソン時はいい女らを相手にライフワークを営んでいる俺だ。 いい女の方からもその好意を露わに来てくれているのだから何処に拒まざる理由がある? と、 俺はよき言い方なら……三名の彼女がいる。 コピーピューソンではあり得ないので……魅惑の魅力が当然の如く違う。
 おおっと! 間もなく夜が明けそうだ! 俺たちミックソンは、 恒星の光を浴びると消滅してしまう。 少しだけ実感を得たことがある俺だ。 どうして恒星の光に影響するのかは知らないが……俺は退散する。
 「デュワッ!」 と、 マロコン屋上に、 無音の青きライトニングとなって、 急降下する。


   1から15 (の粗筋)

 フリーマンを解いて……マロコン屋上に舞い戻ったライドウ・リョウガに、 いきなりの不適な笑い声をたてて話しかけてきたのは、 以前も現れた白トラ柄のコスチューム戦闘軍服のボディの背からゴールデン・コンドルの羽の生えているあの “トラコウ” のシルエットだった。 トラコウは、 レジェンズ十三柱の一体で、 声明らしきことを告げて消えた。
 が、 リョウガは、 どうでもいいことなので気にもとめず、 302号室に帰る。
 リサはいなかったが、 セレン・コールマンが来て、 サキ・ヒトミも加わって、 互いに求め合い “まったりエロスワールドを展開し、 満喫すると何故かエナジーパワーがマックスチャージされる。 ヒトミもセレンもリョウガの正体をしている
 いつになくリサが帰ってこない。 マメではないが、 不定期的に日に一回はリョウガのSNSナインに何らかの動きがある。 で、 いないことをヒトミも気になって、 リサを捜しに出ることとなった。 リョウガとヒトミそしてセレンも伴って、 まずはマロニエシティ内を 『リサ、 捜しの旅』 に出ることになり、 地下二階のにおいてあるN社のGTーRで、 イケントマーシー・パークの高台駐車場……愛称、 『見晴らしのいい高台パーキング』 に到着した。 車載GPS通信探査装置でリサのスマホ位置を探ったが、 黄色シグナルで反応が薄い。 リョウガとヒトミが探査できない箇所若しくはその訳を見当し合って、 『マロニエ城・地下牢』 とした。 リョウガとヒトミとセレンは、 『マロニエ城』 に来る。 途中……セレンがエリサが十字架に掛けられたシャトーの幻を見る。 マロニエ城・何体櫓』 に何かあることをリョウガは知って……女専用入口の 『女体門』 からリサに化けて入ってみる……『伝説獣・シン』 の彫り物から何らかの力でリョウガは、 豪雪吹雪く極寒の地に誘われて、 深い谷間の対岸のシャトーに向かって進んでいる……。
 豪雪が嘘のように止んで、 透き通るような水色のコスチュームのセレンが現れた。 が、 何処かが……
 セレンの姿をした女はロックアイス弾を放ち、 灼熱業のパンチを繰り出し、 光パウダーに散り場無瞬間移動を使った。 三種の業を同体が繰り出してきたことを、 ピューソン時にも使うことの出来る業で抵抗しつつ考える。 攻め立てる目的はフルフリーの意を呼び起こすことだ。 継ぎ接ぎ女の目的は、 利他的要因も絡んでのライドウリョウガを誘い出すことでもあったようだ。



  ……ここから今回のstory……



   16

 突風……その業もか……ァ!
 ……驚いたことは確かな俺だ。 まさか、 見覚えのないオッパイアンダーからの肌はリュウザキレイナのなら納得だが、 それはそれでますますこの謎を解明せねば鳴らなくなった俺だ。
 別に、 その他の女のならどうでもいいので、 俺はお暇するが……全てのパーツが該当するか、 パーツの一つでも4人の誰かのであるのなら、 俺に関わることなので許せない。 取り返しがつくのか否かは今は知るよしもないが、 まずはこの陳腐で一般的にはあり得ない……ミックソンかミックモンのいずれかの成せなくもない仕業であろうが、 リサ、 ヒトミ、 セレン、 それとリュウザキレイナの無事を確信に至る解明が成されない限り……俺は追求せねば奇が収まらなくなっている。 と、 当初の目的、 セレンとヒトミの行方。
 今俺を相手に攻撃を繰り返している女に、 「おい、 ところでお前さんのことをなんて呼んだらいいんだ?」
 「さあどうとでも」 と、 攻撃の手をますます勇ます。
 俺は一応回避しつつも……喰らうこともいとまずに、 ショートサーベルを振る。 攻撃はしていない。 ま、 出来ない。 あまりにも実体が曖昧すぎる。 その四パーツに傷をつけると、 本人にも傷がつくとか……あるやもしれないし。
 今俺を相手に攻撃を繰り返している女を、 俺は 『継ぎ接ぎ女』 と呼ぶことにした。
 「よ、 継ぎ接ぎ女よ」
 ……攻撃しまくりで……聞く耳も反応もない。
 「お前さんを傷つけると、 本人らにも伝わるとかあったりして……」
 「さあ、 どうかしらね、 ヒヒッ」

 稜線のピンクがいきなり、 青寒い空へと変貌した!
 一瞬で、 継ぎ接ぎ女がスパークするかのように……ダイアモンドダストと化して……モンスターとなった。 攻撃の手が途切れることはなく……変貌を遂げた瞬間から……灼熱炎の火柱。 ロックアイス弾混じりの突風卯を矢継ぎ早に放つ……大業になって襲いはじめる。
 「ってえ……ことは、 今が夜か・ 継ぎ接ぎちゃん」 大業に転じられても……俺にとっては何のことのない攻撃で造作もないことだ。 が、 その姿には正直ビックリだ。
 頭部がアイスウーマンのエルザで、 首下アンダーオッパイまでがマテラ、 ボディ輪郭手足がエリサだ。 アンダーオッパイから下の臍周りがあまり見覚えがないが……一度何処かで見たような奇がする締まった腹筋筋の見える腹部だ。
 「お前さんって、 地震がないのか?」
 「さあね、 ヒヒッ」 と、 また薄ら笑う。
 相変わらずの……突風、 光パウダー、 灼熱炎の火柱、 ロックアイス弾のコラボ業を繰り出してはいるが、 俺には効いていないのは明らかであろうが……繰り返すばかりだ。
 まあいい、 好きにするさ。 で、 あ、 そうだった。 答えるか否かはどうだかだが……
 「おい、 今って、 夜なのか?」
 言葉を発することなく……攻撃し続けているが、 表情がチラッとにやけたことが俺には分かった。 リサのポーカーフェイスの微笑よりははっきりと分かる。 「なあ、 継ぎ接ぎちゃんよ、 お前さんの憧れのフル様って、 この姿でいいのか?」
 と、 俺はフリーマンになる。
 継ぎ接ぎ女の攻撃を受けつつもフリーマンと鳴った俺は、 適度な高さへとジャンプして……大翼を広げて……ホバリング状態を保って羽ばたきつつ……突風を起こす。 と、 思った通りに次は祇園なの攻撃業を全て吹き散らした。
 所詮コピー業……若しくは仮に本物の業だったとしても身体がそれらを繰り出すだけの、 タイミングとか動きなどの慣れがいる。 業を引き出した本体があって為される業で、 真似をしたとてたいしたことは出来ないことを照明している継ぎ接ぎ女だ。
 と、 継ぎ接ぎ女もジャンプして……エリサの翼を出して滑空し……旋回に入る。 が、 これも同様に……まるでひな鳥がはじめて空を飛ぶように覚束ない姿で飛んでいる。
 俺も旋回をはじめる。 ゆるいカーチェースのような旋回上京で……余裕で継ぎ接ぎ女の先を先をいける。 偶然上を通過したこの目が「お! 違う。 覚えが全くないぜ、 あそこ」 と、 俺はライトニングエナジースパークを指先のショットに変えて、 気がついた箇所を狙って放つ。 何のことはなく命中……ライトニングエナジースパークショットはその狙った部位にヒッとして……青白い電流の閃光が全身を包み込んでいく。 感電して自由を失った継ぎ接ぎ女が墜落をして……パウダースノー積もる地に衝突して……粉雪をまき散らした。
 ……散ったダイヤモンドダストが落ち着くと……中に立っていた継ぎ接ぎ女の姿が……露わになって、 また俺は驚かされた……継ぎ接ぎが無くなって……いる。



   ……次回お楽しみに……m(_ _)m



   ☆わたしの私感☆
  サクラダファミリア!
  子供の頃にCMで知った異国の寺院!
  そのころからわたしは一度でいい……
  あの世からのお呼びが掛かる前に、
  訪れてみたい世界遺産の一つだ。


★誤字変換ミスによる文字化けがございましたら……悪しからず!


   by:音太浪 V(^_^)V



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