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HEART-BOILED☆LEGEN'S-2 all_series_vol.74 [the PLANET No.3☆SF s-2]

   アダルズヒーロー・ヒューマンファンタジー
   HEART-BOILED☆LEGEN'S  Vol-2



                         鐘井音太浪
                                                                -netaro kanei-


★前葉を飛ばしたい方は、 下記の青色本編からどうぞ★



   ープロローグー

 この物語は、 フィクションだ。 物語のステージになるこの惑星も俺の想像によるものだ。
 が、 ステージ構成上、 何処かの太陽系第三惑星に有するモノを参考にしている。
 また、 固有のヒトガタ知的生命体名なども、 従来その第三惑星に存在する名前と一致したとすれば    それは単なる偶然だ。
 ま、 しばし音太浪ワールドに付き合ってもらおう……ああ、 この物語を読むに当たってのアドバイスだ。 どこかに……地球という惑星が存在しているなら、 そこの常識を頑なに守りつつ読むのでは、 入り込み方が半減することを約束しておこう。 柔軟且つ白黒つけぬグレーゾーンをふんだんに維持し、 その狭間で楽しむことをお勧めする!
 では、 はじめよう……


   ー主な予備知識紹介ー

ミックソン=レジェンズと呼ばれし半物質の特殊知的生命体とピューソンの融合生命体。 容姿は化け物。
レジェンズ=一般には触れることも見ることも出来ない特殊生命体。
ピューソン=何の特殊能力を持たない真人間。
ミックモン=邪な感情が頂点に達したとき、 身近な動植物と同化しその能力を持って実力行使する化け物。 力のあるミックモンやミックソンによって、 ピューソンをミックモン化することも可能。



   THE PARALLEL PLANET☆No.3! ーSTORYの序章ー

 ★ ダーク(未知なる)レジェンズ十三柱の総合意思
 ーもういい! こんな無意味な世の中……
 ー我々はもう限界だ!
 ーピューソンの知力を利用し……ミックモンを仕向けちゃいましょ!
 ー我々も同化できるベターハーフなピューソンを見付けようぞ!
 ーもう既に潜入している我ら以外のレジェンズやらの同士と……共に!
 ーピューソン社会を一掃するんだ!
 ーうむ、 そうしてくれ!
 ーもう情状酌量の余地なしじゃな!?
 ーが、 中には救えるピューソンもいるやもしれん!
 ーなら、 まずは私が下部、 ダークレジェンズチームを……降臨致しましょう!
 ー引けをとったわね、 貴方にしては珍しく!
 ーふっ、 俺様は勝手にいくぜ!
 ー相変わらず身勝手な奴だ……ライトニングレジェンズは!
 ……ああまってぇ~ライトニング様~ぁ! あたしもいくぅ……!

 この世からすれば絶する異空間での会合ー
 それらはこの世を造り……生物をも誕生させた!
 が、 進化に伴い……人=ヒトガタ知的生命他の劇的な進化に戦いていたものの……
 その身勝手さに目を細めるようになっていた。
 そして、 ついに! 審判を問うことに……
 それまで、 異空間にーパラレルワールド化させたこの惑星のもう一つの世界を造り様子を窺っていた。
 が、 慈悲なる感情がないわけでもなく……十三柱のリーダーが、 現世に勧告した。
 ……パーフェクトオールレジェンズである! これより一カ年の期に……
 まずは二柱のレジェンズが各々に動いた!


   ★ それは空気の澄んだヒンヤリする如月と呼ばれしある晩に……

 ピューソン側からすれば現世となる惑星に……レジェンズ側の半物質惑星が……
 ……そしてこの日、 その惑星は二分していたパラレルワールドがリンクした。


   ☆ リョウガのハートボイルドな決意

 もう思い残すことは何もない!
 すべてをこのときで変えるー
 これまで母の教えに従いいい子を演じてきた己の甘さを完全断った俺!
 四十猶予の歳にして、 真なる一本立ちだ!
 ここからの生涯は、 其奴らを巻き込むことは危険だ!
 妻子ある身をも脱してー
 これらの過去を受け入れながらも完全奥底に封印だ!
 改め人生 (フリーランスライフ) に挑むため、 フルネームを改めた。
 俺の名は、 ペンネームどおりのライドウリョウガだ!

                        ーBY RYOUGAー






   HEART-BOILED☆LEGEN'S Vol-1
  ハートボイルド★レジェンズ ファーストコンタクト! のおさらい


 俺(ライドウリョウガ)は、 この街の路地で奇怪な」ライトニングを喰らう。
 それは、 ライトニングエナジーレジェンズ・フルフリーそのもので、 ベターハーフとなるピューソンと同化するのが目的だった。
 この意までをも則ろうとするが、 俺は苛み、 其奴は何故か大人しくなった。
 俺は、 その新たなライフスタイルを、 好む女二人と営みはじめたところだ。
 直接危害がない限り、 他のことは 『どうでもいい!』 と言った思考の俺だ。
 が、 巷で噂のミックソンとなってしまったため、 アイスウーマンなどの数々のミックソンやミックモンと遭遇し、 やむなく関わってしまう。
 俺が掲げている理念 “ハートボイルド(七本柱)フリーランスライフを遂行している!



   THE DARK★LEGEN’S★MEN! (ここまでの粗筋)
     0
 ライドウリョウガ(主人公)は、 ダークレジェンズと少し前に融合したミックソンだ。
 以後、 その姿ではフリーマンと名乗っている。
 とある晩、 突然、 パーフェクトレジェンズの一体がリョウガの前に現れた。
 それはまるで、 翼の生えたホワイトベンゴルティガー(タイガー)。
 パーフェクトレジェンズが名乗らないためリョウガは、 「トラコウ」と称した。
 目的は、 リョウガと融合したはずのダークレジェンズ・フルフリーへのミッション確認。
 いっこうに意を表明してこないフルフリー……
 ようやく安定してきた今のフリーランス・ライフスタイルを何者にも犯されたくないリョウガは、 トラコウの言い分を拒否した。



    1から71
 巷上の仕事でライドウリョウガは、 行きつけの喫茶店 “カフェテラス” に行ったことから今回の怪事件がスタートする。
 それは、 ダークレジェンズ・ミッションによる、 ピューソンの一掃。
 怪事件を仕掛けている元締めは、 フラワー・エナジー・レジェンズのミックソン・ローテンローゼン。 次々と植物型ミックモンらをマロニエシティでの夜に放出される。
 そのミックモンらの前に立ちはだかるは、 このシティを守護する御当地ミックソンのマテラ。 そして当初からマテラに荷担するイーグルファイヤー・ミックソンのエリサ。  アイスウーマン改めエルサ。結果的に手を貸す羽目になるライトニング・エナジー・レジェンズのフルフリーとリョウガが融合しているフリーマン。
 一件を邪魔されてしまったローテンローゼンは次に、 ネガティ思考のレディを募り草花のミックモン軍団結集し、 シティ内を出撃させる。
 リョウガとリュウザキリナが街に出て、 それぞれにそれらの行方を見定める。
 リョウガは、 空に飛びフリーマンとなり上空で様子を見守る。
 この街の至る箇所で多種のヒトガタの大輪花が咲きはじめる。
 怪奇な異変に、 真っ先に駆けつけてくるマテラが姿を現さない。
 ガマーズ部隊も駆けつけ、 エリサとエルサも現れて対処に当たる。
 が、 圧倒的な数のミックモンを処理するのは、 ガマーズ部隊隊員総勢の手を借りるエリサとエルサでも手に余る。
 一方、 ミックソン、 ミス・セブンス・リリィが姿を現した。
 リリィの前に、 新たな女ミックソンのウィンドラ・ナチが登場。
 リリィ VS ナチの攻防はじまる。 が、 ウィンドラ・ナチが苦戦……敗れる。
 フリーマン VS リリィが戦いをはじめる……。
 リリィ VS フリーマンの攻防の最中……疑問が。 当初はイマイ・チナナ似のミックソンイエローローズ型ミックモンが、 いつの間にかリリィに入れ替わっている。
 リリィの毒に犯されるフリーマン。 体内からの攻撃が唯一の弱点か……。
 極限への挑戦を考えたフリーマンは、 一旦夜空に逃れ……凍結による解毒を試みた。
 試みは外れ……ふらふらなフリーマンは、 密会の孤島に落ちるように辿り着く。
 しばし休息のフリーマン(リョウガ)……孤島の主ミックソン(マリ・アナン)から「この島は……ファイヤーバード縁の地」 と癒されて、 フリーマン復活!
 帰郷。
 が、 様子がおかしいマロニエシティ……ジパン半島。 その正体は、 あるミックソンが仕掛けた蜃気楼。 半島跡の海面に浮上してきたモノは、 怪物……自ら 『アナGリンD』 と名乗った怪物ミックソンがピューソン姿になると、 均整のとれた若い娘だった。
 フリーマンとなっているリョウガが、 本物のマロニエシティの上空に到達する。
 上空から見たマロニエシティは、 街半分が崩壊している。
 横たわるリュウザキリナを発見し、 ピューソン姿で気遣うライドウリョウガ。
 リョウガは、 リサ、 ヒトミ、 セレンを捜す。 が、 何処にもいない。
 フリーマンのリョウガ、 ガマーズ部隊とマロニエ城地下牢を探る。
 ガマーズ部隊・オレンジ服隊員を伴って地下牢を探る。
 抜けた先に、 ローテンローゼンがいた。
 ローテンローゼン、 マロニエシティを一時去る。
 アーマーロック将軍、 新手軍団の進軍……。
 指定保存グローバル遺産のベールローズ宮殿の詰め所を兼ねた道具収納小屋にフリーマンも誘われてしまう。
 ローテンローゼンの手によってベールローズ宮殿に誘われてしまったフリーマン!
 フリーマンは、 そこで、 マロニエシティ御当地ミックソンのマテラと大接近遭遇する。
 マテラの願いどおりに、 フリーマンのライドウリョウガは協力することになる。
 フリーマンのリョウガとマテラは裏庭の花壇のナデシコ軍隊に攻撃を受ける。
 マテラとベールローズ宮殿上空で遭遇したフリーマンのリョウガ。
 マテラとフリーマンは、 中庭で遭遇したナデシコ・ミックモン軍団を消沈させ……そして日の出を迎える……
 正体がばれた、 リョウガのもう一つの姿が、ヒトミに……
 が、 ヒトミは知っていた!
 ここオ・フランが朝を迎えて、 ミックソンの活動が出来なくなったマテラとフリーマン!
 危機迫るマロニエシティの安否を考えて、 いったん戻ることにした。


   72

 新たなる相手軍団がマロニエシティを襲うことを案じたリョウガとヒト。
 マテラの正体を知っているリョウガは、 その力を利用して瞬時に移動して夜を待つことにした。




(ここから本編の続き)




   73

 西の空のしらみが完全なくなり……そして紺に変わった。
 「よし、 もういいんじゃねえか?」
 「そうだね、 あれならもう夜だね」 マリ・アンナが頷く。
 「うん、 では行きましょリョウガさん、 ふふっ」
 マテラの姿が目に入った。 正体が分かってどう見てもヒトミにしか見えなくもなっている。 巫女のコスチュームながら収まりきれないはち切れそうな襟元から胸前の重ね合わせが谷間を見せてしまっている。 帯が締まるウエストは多少だぶつきあるが絞まった細身。 っで、 真後ろから腕が上がると垣間見える脇の線からはみ出て見えてしまうオッパイの膨らみ……顔も恒星象徴のティアラ……朱色と白の鉢巻き……黒髪ロングヘアーと。 髪の色だけを考えなければ……言われればヒトミそのものだ。 何故か今までマテラを見ても気がつかなかった。マテラのもう一つの顔のヒトミはどんな格好をしようとも、 知らない何処かで偶然見かけただけでも見抜く確信はあった。 が、 ヒトミのマテラとその差を見抜けなかったことに……自身に若干苛立ってもいる。
 と、
 「ねえ、 行きましょリョウガさん、 ふふっ……(手を口に当てて) ……フリーマンさんだったわ、 ふふっ」 と、 俺の左手首をこちら向き両手伸ばしで引っ張るマテラ。 この仕草癖をヒトミも持っていて、 俺が愛くるしく思えているヒトミのチャームな仕草だ。 同一だ。
 「ああ」 と、 俺はマテラを抱いて……
 「あ、 マリさん……」 と、 言ったときには、 逆に俺がマテラを胸に包み込んでいて……
 「ここを離れられない宿命なのよ、 マリはねえ」 と、 スマイルとバイバイサイン……
 「じゃ、 またくるぜ、 マリ。 この件が収まったらバカンスにな」
 と、 俺はジャンプして……下でバイバイ・サイン継続中のマリに、 ニヒルvサインを送る。
 マテラも、 「また、 ふふっ……」 と、 ヒトミーズ・スマイル……今は、 マテラーズ・スマイルを放って……金色パウダー化し……輝き、 瞬時のワームホールを通ったような! の間で、 周囲の光景が実体化していく。 可成り見覚えのある……何処か懐かしい……マロニエ社……そうはじめてマテラとエリサに出会った場所の境内だ。
 テレポーテーションがコンプリート!
 「ここは無傷だぜ」 石畳の間に敷いてある砂利の乱れすらない。
 「うん、 そのようね、 ふふっ」
 「人気のない場所だからかな?」
 「そうね、 ふふっ」
 「さて、 ここは俺の出番だぜ。 デュワッ!」 ……俺は社の屋根に飛び乗った。
 マテラがショートで輝き移動して……俺の横に立つ。
 「俺、 目の能力がある。 所謂千里眼ならぬ百里眼だ。 人工的な代物なら透視出来る。 それに一万メートル上空からでも昆虫……蟻の姿も判別出来る」
 「じゃあ、 あそこで傷ついて横座りしている女の人の下着も……」 綻びピンクジャケット女。
 「ああ、 見たくねえが、 見えることが出来る」
 どうでもいい感じの中年女で、 一般的に見ればまあまあなルックスだが、 俺には興味ねえ。
 「じゃあ……」 マテラが自身を指さした。
 俺はにやけて、 「でも、 そのコスチュームって皮膚変化だろ……生物内は透かせんえ」
 「そうなの、 ふふっ」
 「でも、 皮膚変化の秘密を知っているから、 触れるとほんのり暖かみを感じる訳もな」 と、 素早くマテラの脇に腕を回し下杯を揉む。
 「きゃーあ、 やーだ、 もうおフリーマンさんのH。 ふふっ」 と、 この胸を叩いて、 引っ付く。
 「ま、 今はこの街のことが優先だ」
 「うん、 終わったら……リサさんとセレンさん連れて……バカンスだわ、 ふふっ」
 「っで。 ここが収まればあとはどうでもいい。 マテラ、 オ・フランはどうしたいんだ?」
 「私もいいかなぁ? ローテンローゼンの住処は分かったし、 最善の移動法を見つけたし、 ふふっ」
 俺は屋根の上で見渡している。 マロニエシティ中央区の通称大通り周辺と同区の北東部でマロニエTV局広場シティ界隈が酷く街並みが荒れている。 ピューソンも幾人か倒れている。 ガマーズ部隊・戦闘服隊員とメディカル・チームスタッフが手分けして対処に当たっている。
 「どこから来るのか……一個小隊とは言え……ぞろぞろしていれば目立つはずだ」
 「まだ来ていないのかしらね……」 地上だけでなく死角となる建物の陰や内部も見ている。
 マテラが密着度を上げる。 これからはじまるであろう、 未知なる相手との戦いを案じるように。



      ……次回お楽しみに……m(_ _)m



    ☆わたしの私感☆
   確かに、
  この歳成ればこの目も肥えて見た目で判断できる。
   が、
  人の性格などその全てを見透かせるわけではない。
   わたしは嫌いを判断してもその者の人権までをも否定する権限はない。
   よって、
  嫌いを避けられないときは、
  単なる人間と思えばいいだけのことだ。




*誤字、変換ミスがございましたら……悪しからず*



    by:音太浪 m(_ _)m



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