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HEART-BOILED☆LEGEN'S-2 all_series_vol.73 [the PLANET No.3☆SF s-2]

   アダルズヒーロー・ヒューマンファンタジー
   HEART-BOILED☆LEGEN'S  Vol-2



                         鐘井音太浪
                                                                -netaro kanei-



★前葉を飛ばしたい方は、 下記の青色本編からどうぞ★



   ープロローグー

 この物語は、 フィクションだ。 物語のステージになるこの惑星も俺の想像によるものだ。
 が、 ステージ構成上、 何処かの太陽系第三惑星に有するモノを参考にしている。
 また、 固有のヒトガタ知的生命体名なども、 従来その第三惑星に存在する名前と一致したとすれば    それは単なる偶然だ。
 ま、 しばし音太浪ワールドに付き合ってもらおう……ああ、 この物語を読むに当たってのアドバイスだ。 どこかに……地球という惑星が存在しているなら、 そこの常識を頑なに守りつつ読むのでは、 入り込み方が半減することを約束しておこう。 柔軟且つ白黒つけぬグレーゾーンをふんだんに維持し、 その狭間で楽しむことをお勧めする!
 では、 はじめよう……


   ー主な予備知識紹介ー

ミックソン=レジェンズと呼ばれし半物質の特殊知的生命体とピューソンの融合生命体。 容姿は化け物。
レジェンズ=一般には触れることも見ることも出来ない特殊生命体。
ピューソン=何の特殊能力を持たない真人間。
ミックモン=邪な感情が頂点に達したとき、 身近な動植物と同化しその能力を持って実力行使する化け物。 力のあるミックモンやミックソンによって、 ピューソンをミックモン化することも可能。



   THE PARALLEL PLANET☆No.3! ーSTORYの序章ー

 ★ ダーク(未知なる)レジェンズ十三柱の総合意思
 ーもういい! こんな無意味な世の中……
 ー我々はもう限界だ!
 ーピューソンの知力を利用し……ミックモンを仕向けちゃいましょ!
 ー我々も同化できるベターハーフなピューソンを見付けようぞ!
 ーもう既に潜入している我ら以外のレジェンズやらの同士と……共に!
 ーピューソン社会を一掃するんだ!
 ーうむ、 そうしてくれ!
 ーもう情状酌量の余地なしじゃな!?
 ーが、 中には救えるピューソンもいるやもしれん!
 ーなら、 まずは私が下部、 ダークレジェンズチームを……降臨致しましょう!
 ー引けをとったわね、 貴方にしては珍しく!
 ーふっ、 俺様は勝手にいくぜ!
 ー相変わらず身勝手な奴だ……ライトニングレジェンズは!
 ……ああまってぇ~ライトニング様~ぁ! あたしもいくぅ……!

 この世からすれば絶する異空間での会合ー
 それらはこの世を造り……生物をも誕生させた!
 が、 進化に伴い……人=ヒトガタ知的生命他の劇的な進化に戦いていたものの……
 その身勝手さに目を細めるようになっていた。
 そして、 ついに! 審判を問うことに……
 それまで、 異空間にーパラレルワールド化させたこの惑星のもう一つの世界を造り様子を窺っていた。
 が、 慈悲なる感情がないわけでもなく……十三柱のリーダーが、 現世に勧告した。
 ……パーフェクトオールレジェンズである! これより一カ年の期に……
 まずは二柱のレジェンズが各々に動いた!


   ★ それは空気の澄んだヒンヤリする如月と呼ばれしある晩に……

 ピューソン側からすれば現世となる惑星に……レジェンズ側の半物質惑星が……
 ……そしてこの日、 その惑星は二分していたパラレルワールドがリンクした。


   ☆ リョウガのハートボイルドな決意

 もう思い残すことは何もない!
 すべてをこのときで変えるー
 これまで母の教えに従いいい子を演じてきた己の甘さを完全断った俺!
 四十猶予の歳にして、 真なる一本立ちだ!
 ここからの生涯は、 其奴らを巻き込むことは危険だ!
 妻子ある身をも脱してー
 これらの過去を受け入れながらも完全奥底に封印だ!
 改め人生 (フリーランスライフ) に挑むため、 フルネームを改めた。
 俺の名は、 ペンネームどおりのライドウリョウガだ!

                        ーBY RYOUGAー






   HEART-BOILED☆LEGEN'S Vol-1
  ハートボイルド★レジェンズ ファーストコンタクト! のおさらい


 俺(ライドウリョウガ)は、 この街の路地で奇怪な」ライトニングを喰らう。
 それは、 ライトニングエナジーレジェンズ・フルフリーそのもので、 ベターハーフとなるピューソンと同化するのが目的だった。
 この意までをも則ろうとするが、 俺は苛み、 其奴は何故か大人しくなった。
 俺は、 その新たなライフスタイルを、 好む女二人と営みはじめたところだ。
 直接危害がない限り、 他のことは 『どうでもいい!』 と言った思考の俺だ。
 が、 巷で噂のミックソンとなってしまったため、 アイスウーマンなどの数々のミックソンやミックモンと遭遇し、 やむなく関わってしまう。
 俺が掲げている理念 “ハートボイルド(七本柱)フリーランスライフを遂行している!




   THE DARK★LEGEN’S★MEN! (ここまでの粗筋)


     0
 ライドウリョウガ(主人公)は、 ダークレジェンズと少し前に融合したミックソンだ。
 以後、 その姿ではフリーマンと名乗っている。
 とある晩、 突然、 パーフェクトレジェンズの一体がリョウガの前に現れた。
 それはまるで、 翼の生えたホワイトベンゴルティガー(タイガー)。
 パーフェクトレジェンズが名乗らないためリョウガは、 「トラコウ」と称した。
 目的は、 リョウガと融合したはずのダークレジェンズ・フルフリーへのミッション確認。
 いっこうに意を表明してこないフルフリー……
 ようやく安定してきた今のフリーランス・ライフスタイルを何者にも犯されたくないリョウガは、 トラコウの言い分を拒否した。



    1から70
 巷上の仕事でライドウリョウガは、 行きつけの喫茶店 “カフェテラス” に行ったことから今回の怪事件がスタートする。
 それは、 ダークレジェンズ・ミッションによる、 ピューソンの一掃。
 怪事件を仕掛けている元締めは、 フラワー・エナジー・レジェンズのミックソン・ローテンローゼン。 次々と植物型ミックモンらをマロニエシティでの夜に放出される。
 そのミックモンらの前に立ちはだかるは、 このシティを守護する御当地ミックソンのマテラ。 そして当初からマテラに荷担するイーグルファイヤー・ミックソンのエリサ。  アイスウーマン改めエルサ。結果的に手を貸す羽目になるライトニング・エナジー・レジェンズのフルフリーとリョウガが融合しているフリーマン。
 一件を邪魔されてしまったローテンローゼンは次に、 ネガティ思考のレディを募り草花のミックモン軍団結集し、 シティ内を出撃させる。
 リョウガとリュウザキリナが街に出て、 それぞれにそれらの行方を見定める。
 リョウガは、 空に飛びフリーマンとなり上空で様子を見守る。
 この街の至る箇所で多種のヒトガタの大輪花が咲きはじめる。
 怪奇な異変に、 真っ先に駆けつけてくるマテラが姿を現さない。
 ガマーズ部隊も駆けつけ、 エリサとエルサも現れて対処に当たる。
 が、 圧倒的な数のミックモンを処理するのは、 ガマーズ部隊隊員総勢の手を借りるエリサとエルサでも手に余る。
 一方、 ミックソン、 ミス・セブンス・リリィが姿を現した。
 リリィの前に、 新たな女ミックソンのウィンドラ・ナチが登場。
 リリィ VS ナチの攻防はじまる。 が、 ウィンドラ・ナチが苦戦……敗れる。
 フリーマン VS リリィが戦いをはじめる……。
 リリィ VS フリーマンの攻防の最中……疑問が。 当初はイマイ・チナナ似のミックソンイエローローズ型ミックモンが、 いつの間にかリリィに入れ替わっている。
 リリィの毒に犯されるフリーマン。 体内からの攻撃が唯一の弱点か……。
 極限への挑戦を考えたフリーマンは、 一旦夜空に逃れ……凍結による解毒を試みた。
 試みは外れ……ふらふらなフリーマンは、 密会の孤島に落ちるように辿り着く。
 しばし休息のフリーマン(リョウガ)……孤島の主ミックソン(マリ・アナン)から「この島は……ファイヤーバード縁の地」 と癒されて、 フリーマン復活!
 帰郷。
 が、 様子がおかしいマロニエシティ……ジパン半島。 その正体は、 あるミックソンが仕掛けた蜃気楼。 半島跡の海面に浮上してきたモノは、 怪物……自ら 『アナGリンD』 と名乗った怪物ミックソンがピューソン姿になると、 均整のとれた若い娘だった。
 フリーマンとなっているリョウガが、 本物のマロニエシティの上空に到達する。
 上空から見たマロニエシティは、 街半分が崩壊している。
 横たわるリュウザキリナを発見し、 ピューソン姿で気遣うライドウリョウガ。
 リョウガは、 リサ、 ヒトミ、 セレンを捜す。 が、 何処にもいない。
 フリーマンのリョウガ、 ガマーズ部隊とマロニエ城地下牢を探る。
 ガマーズ部隊・オレンジ服隊員を伴って地下牢を探る。
 抜けた先に、 ローテンローゼンがいた。
 ローテンローゼン、 マロニエシティを一時去る。
 アーマーロック将軍、 新手軍団の進軍……。
 指定保存グローバル遺産のベールローズ宮殿の詰め所を兼ねた道具収納小屋にフリーマンも誘われてしまう。
 ローテンローゼンの手によってベールローズ宮殿に誘われてしまったフリーマン!
 フリーマンは、 そこで、 マロニエシティ御当地ミックソンのマテラと大接近遭遇する。
 マテラの願いどおりに、 フリーマンのライドウリョウガは協力することになる。
 フリーマンのリョウガとマテラは裏庭の花壇のナデシコ軍隊に攻撃を受ける。
 マテラとベールローズ宮殿上空で遭遇したフリーマンのリョウガ。
 マテラとフリーマンは、 中庭で遭遇したナデシコ・ミックモン軍団を消沈させ……そして日の出を迎える……
 正体がばれた、 リョウガのもう一つの姿が、ヒトミに……
 が、 ヒトミは知っていた!


   71
 ここオ・フランが朝を迎えて、 ミックソンの活動が出来なくなったマテラとフリーマン!
 危機迫るマロニエシティの安否を考えて、 いったん戻ることにした。




(ここから本編の続き)




   72

 俺はヒトミを抱えてハイジャンプ……蹲るヒトミに、 「もう少しだ。 こういうのははじめてか?」
 「うん、 (この胸に顔を埋めているので籠もる声で) マテラでもこの体験はしていないわ……」 と、 小刻みな震えが伝わりはじめる。
 「寒さか? それとも皮膚上の異変による痛みでも?」
 震えだしたことへの気遣いだ。 ま、 阿吽の呼吸のヒトミとの仲だ。 今更余計な言葉や俺独特なフレーズを説明しあうことはいらない。
 「恐怖かな? 今の両方も……」
 得意の語尾に来る癖、 「……ふふっ」 がない。 これは可成りやばいサインだ。
 「よし、 (俺が一瞬でフリーマンになる) マテラになって、 打合せどおりにあの孤島に行ってくれ、 ヒトミ」
 「アイアイサー、 ダーリン、 ふふっ」 と、 マテラになる……途端に輝き俺を包み込むように逆に抱いて、 俺も消えた。
 帳が過ぎて間もない例の孤島の地面に……俺たちは到着していた。
 輝きを伴っている間は……一瞬だったが、 所謂ワームホールだ。 マロニエ城牢奥のとは内容が違って、 マテラのは金色の輝きの空間をその輝きの流れに沿って、 と、 乗ってが合わさったような感想で、 一瞬の道筋のトンネルを潜り抜けたようだ。 ま、 マテラ得意の瞬間移動の正体は一種のワームホール。 マテラは空間に独特のワームホールをつくり移動している。 で、 便利だ。 俺がマッハの速度で滑空するよりも遠距離では若干の時間の差が生じる。 別に比較も……批判などと言う感情も持ち合わせないが、 マテラとコラボする際は是非この手も使うことにしよう。
 マテラになったヒトミと、 フリーマンの俺。 立っているのはこの光景からすると俺が最初にこの孤島に落ちた地点のやや東側。 空の具合から夜と言っていい時間帯で、 この体に何の苦痛も異変もない。
 「ここから約五千キロメートルの北西にジパン半島はあるわ、 ふふっ」
 「西の空がまだしらみがかっているところを見ると、 ジパン半島はまだ夜という暗さにはなっていないようだぜ」
 「うん、 ふりーまん。 ふふっ」
 俺のやや左前で、 ジパン半島方向の空を臨むマテラ。 俺も同様に見ている。
 「常に無二だわ、 自然界って。 ふふっ」 と、 マテラが俺に寄り添ってくる。
 「ああ」 と、 俺は返事してマテラの肩を抱く。
 この格好での恋人セッションは慣れがなく、 新鮮みが沸く! が、 この感情を言葉にしては場が白ける気がして、 俺はそんな心地……境地で肩を抱いている。 と、 マテラがそれをくみ取って動揺のこととさらに体を密着させてくる。 「もう少しだけ……いいでしょ、 このままで……ふふっ」
 「ああ」 全くずれようのない私感同士の息の合う……会わせる必要が全くない女……その正体はヒトミ。 「どうせ今は動きたくとも動けないしな」
 「うん。 その何とか丞相軍団も私たちと同種でしょうから夜が来ないと尋常以上の能力は発揮できないでしょうしね、 ふふっ」
 「あら、 おあつのね!」
 背後から言葉が聞こえた。 が、 俺は察して振り向きもしない。 向こうとしたマテラも俺が制して、 言葉を返す。 「羨ましいか? ベビーフェイスのフェミニン女のマリ・アンナ」
 「うん。 とてもね。 この光景とあなた方が……ミックソンの姿であってもお似合いすぎて……全てが絶景を醸し出すパーツ化していて……羨ましさを通り越して魅力的だよ。 ライドー」
 俺とマテラはゆっくりと……無二の絶景を惜しみつつ振り返る。
 ミックソンではなく、 ピューソン姿でボヘミアンクローズのマリ・アンナだ。
 「初めまして……私、 マテラ。 よろしくね、 ふふっ」
 「うん、 なるほどねえ……(マリ・アンナはマテラをまじまじと見て) 流石は上玉ねえ……ライドーが惚れるのも無理ないか。 マリが男なら確実に惚れてしまうねえ」 と、 その胸をマテラの胸と比べる。 「わーお、 おおきいね」 と触る。 キッ! マテラが悲鳴を上げる間もなくマリ・アンナが、 「オッパイそのものが大きいんだねえ。 お見事だね」
 俺はただただ見守っている。 女同士の初対面は男は見守るしかない。 敵意か? 好意か? を!
 「リョウガさんがHまでお世話になったようで、 オ・フランで再会したとき元気になっているので嬉しかったわ、 ふふっ」
 「マリとマテラは敵対……?」
 「さあ? でもリョウガさんが貴方を抱いたなら……どちらかと言えば仲間かしら……だわ。 ふふっ」
 「そんなにライドーを信頼しているんだねえ、 マテラって」
 「当たり前だわ。 ミックソンになってはじめての男よ。 私、 案外身持ちは堅いの! 軽い気持ちではH出来ないわ。 シェアしてもリョウガさんとは離れる気はないわ、 私。 ふふっ」
 「凄い、 そんなに信頼し合っているんだねえ……」 マリ・アンナが俺を見る。
 「まあな! 心が座った者にブレはない。 例え心変わりがあったとしても、 それはそれで本人の自由だ。 好きにすればいいさ」
 「じゃあ、 マリもたまにでいいからシェアしに来てね、 いいんでしょ」
 マテラは即答で頷く。 「そのときは私と、 もう二人が付属かもだわ、 ふふっ」
 「ああ。 敢えてならそうなるかもな」
 「うんいいよ。 それでもねえ。 孤島にいると……今はマリ独りだし。 たまには賑やかしたいしねえ」
 俺は右胸にマリ・アンナも抱く。
 右と左も肩を組んで触れ合う。 マリ・アンナ交渉成立だ。
 「ところで何しに来たの」
 「ああ、 今、 俺たちの故郷マロニエシティに新たなる危機が迫っている。 知っているか? 今や全世界で起こっているレジェンズによるピューソン一掃ミッションが展開されていることを」
 「うん。 風の噂でねえ」
 「そうか、 ここは孤島で目に入らなかったんだわ!」
 「それに、 入っていたとしても、 ミックソンが一体だけ。 気に掛けなかったんだきっとな」
 「でも、 どうして? ジパン半島主要都市はトキオメトロよねえ」
 「ああ。 そこは俺には関係ねぇところだ。 ま、 マロニエシティの安全確保が先決なっだ」
 「そこで、 その一環でオ・フランに、 あるミックソンを追いかけていってね。 昼間が来ちゃったから、 これから夜を迎えるマロニエシティに行こうと……ここでいったんマロニエシティの夜を確認して乗り込もうとしているのよ。 ふふっ」
 マリ・アンナは大きく頷く。 「時差は一時間強ねえ。 あの白みが消えたら行けるよ」
 「そうか。 あんがと!」 とジパン半島の上空を俺は見て、 逸る思いを抑えている。



      ……次回お楽しみに……m(_ _)m




    ☆わたしの私感☆
   心が座った者にブレはない。
   それを動かせるモノは、
   真心ある本物だけだ!



*誤字、変換ミスがございましたら……悪しからず*


   by:音太浪 m(_ _)m


   追伸、

    今年もこのblogに訪れていただいた読者の皆様・・・・・・

    ありがとうございます。

    皆様に、くる年も良い事がありますよう・・・・・・

    お祈り申し上げます。

    では、次回からも御贔屓に!


     音太浪でした m(_ _)m





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(。・_・。)2k

今年もお付き合い ありがとうございました
佳いお年をお迎え下さい(^^)

by (。・_・。)2k (2017-12-31 02:04) 

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