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HEART-BOILED☆LEGEN'S-2 all_series_vol.72 [the PLANET No.3☆SF s-2]

   アダルズヒーロー・ヒューマンファンタジー
   HEART-BOILED☆LEGEN'S -Vol-2



                        鐘井音太浪
                           -netaro kanei-


★前葉を飛ばしたい方は、 下記の青色本編からどうぞ★



   プロローグ

 この物語は、 フィクションだ。 物語のステージになるこの惑星も俺の想像によるものだ。
 が、 ステージ構成上、 何処かの太陽系第三惑星に有するモノを参考にしている。
 また、 固有のヒトガタ知的生命体名なども、 従来その第三惑星に存在する名前と一致したとすれば??? それは単なる偶然だ。
 ま、 しばし音太浪ワールドに付き合ってもらおう……ああ、 この物語を読むに当たってのアドバイスだ。 どこかに……地球という惑星が存在しているなら、 そこの常識を頑なに守りつつ読むのでは、 入り込み方が半減することを約束しておこう。 柔軟且つ白黒つけぬグレーゾーンをふんだんに維持し、 その狭間で楽しむことをお勧めする!
 では、 はじめよう……


   主な予備知識紹介

ミックソン=レジェンズと呼ばれし半物質の特殊知的生命体とピューソンの融合生命体。 容姿は化け物。
レジェンズ=一般には触れることも見ることも出来ない特殊生命体。
ピューソン=何の特殊能力を持たない真人間。
ミックモン=邪な感情が頂点に達したとき、 身近な動植物と同化しその能力を持って実力行使する化け物。 力のあるミックモンやミックソンによって、 ピューソンをミックモン化することも可能。



   THE PARALLEL PLANET☆No.3! ーSTORYの序章ー

 ★ ダーク(未知なる)レジェンズ十三柱の総合意思
 ーもういい! こんな無意味な世の中……
 ー 我々はもう限界だ!
 ーピューソンの知力を利用し……ミックモンを仕向けちゃいましょ!
 ー 我々も同化できるベターハーフなピューソンを見付けようぞ!
 ー もう既に潜入している我ら以外のレジェンズやらの同士と……共に!
 ーピューソン社会を一掃するんだ!
 ーうむ、 そうしてくれ!
 ー もう情状酌量の余地なしじゃな!?
 ー が、 中には救えるピューソンもいるやもしれん!
 ー なら、 まずは私が下部、 ダークレジェンズチームを……降臨致しましょう!
 ー 引けをとったわね、 貴方にしては珍しく!
 ー ふっ、 俺様は勝手にいくぜ!
 ー 相変わらず身勝手な奴だ……ライトニングレジェンズは!
 ……ああまってぇ~ライトニング様~ぁ! あたしもいくぅ……!

 この世からすれば絶する異空間での会合ー 
 それらはこの世を造り……生物をも誕生させた!
 が、 進化に伴い……人=ヒトガタ知的生命他の劇的な進化に戦いていたものの……
 その身勝手さに目を細めるようになっていた。
 そして、 ついに! 審判を問うことに……
 それまで、 異空間に パラレルワールド化させたこの惑星のもう一つの世界を造り様子を窺っていた。
 が、 慈悲なる感情がないわけでもなく……十三柱のリーダーが、 現世に勧告した。
 ……パーフェクトオールレジェンズである! これより一カ年の期に…… 
 まずは二柱のレジェンズが各々に動いた!


   ★ それは空気の澄んだヒンヤリする如月と呼ばれしある晩に……

 ピューソン側からすれば現世となる惑星に……レジェンズ側の半物質惑星が……
 ……そしてこの日、 その惑星は二分していたパラレルワールドがリンクした。


   ☆ リョウガのハートボイルドな決意

 もう思い残すことは何もない!
 すべてをこのときで変える???
 これまで母の教えに従いいい子を演じてきた己の甘さを完全断った俺!
 四十猶予の歳にして、 真なる一本立ちだ!
 ここからの生涯は、 其奴らを巻き込むことは危険だ!
 妻子ある身をも脱して???
 これらの過去を受け入れながらも完全奥底に封印だ!
 改め人生 (フリーランスライフ) に挑むため、 フルネームを改めた。
 俺の名は、 ペンネームどおりのライドウリョウガだ!

                        ーBY RYOUGAー






   HEART-BOILED☆LEGEN'S Vol-1

  ハートボイルド★レジェンズ ファーストコンタクト! のおさらい


  俺(ライドウリョウガ)は、 この街の路地で奇怪な」ライトニングを喰らう。
 それは、 ライトニングエナジーレジェンズ・フルフリーそのもので、 ベターハーフとなるピューソンと同化するのが目的だった。

 この意までをも則ろうとするが、 俺は苛み、 其奴は何故か大人しくなった。
 俺は、 その新たなライフスタイルを、 好む女二人と営みはじめたところだ。
 直接危害がない限り、 他のことは 『どうでもいい!』 と言った思考の俺だ。
 が、 巷で噂のミックソンとなってしまったため、 アイスウーマンなどの数々のミックソンやミックモンと遭遇し、 やむなく関わってしまう。
ー 俺が掲げている理念 “ハートボイルド(七本柱)フリーランスライフを遂行している!




   THE DARK★LEGEN’S★MEN! (ここまでの粗筋)


   0
  ライドウリョウガ(主人公)は、 ダークレジェンズと少し前に融合したミックソンだ。
  以後、 その姿ではフリーマンと名乗っている。
  とある晩、 突然、 パーフェクトレジェンズの一体がリョウガの前に現れた。
  それはまるで、 翼の生えたホワイトベンゴルティガー(タイガー)。
  パーフェクトレジェンズが名乗らないためリョウガは、 「トラコウ」と称した。
  目的は、 リョウガと融合したはずのダークレジェンズ・フルフリーへのミッション確認。
  いっこうに意を表明してこないフルフリー……
  ようやく安定してきた今のフリーランス・ライフスタイルを何者にも犯されたくないリョウガは、 トラコウの言い分を拒否した。



    1から69
 巷上の仕事でライドウリョウガは、 行きつけの喫茶店 “カフェテラス” に行ったことから今回の怪事件がスタートする。
 それは、 ダークレジェンズ・ミッションによる、 ピューソンの一掃。
 怪事件を仕掛けている元締めは、 フラワー・エナジー・レジェンズのミックソン・ローテンローゼン。 次々と植物型ミックモンらをマロニエシティでの夜に放出される。
 そのミックモンらの前に立ちはだかるは、 このシティを守護する御当地ミックソンのマテラ。 そして当初からマテラに荷担するイーグルファイヤー・ミックソンのエリサ。アイスウーマン改めエルサ。結果的に手を貸す羽目になるライトニング・エナジー・レジェンズのフルフリーとリョウガが融合しているフリーマン。
 一件を邪魔されてしまったローテンローゼンは次に、 ネガティ思考のレディを募り草花のミックモン軍団結集し、 シティ内を出撃させる。
 リョウガとリュウザキリナが街に出て、 それぞれにそれらの行方を見定める。
 リョウガは、 空に飛びフリーマンとなり上空で様子を見守る。
 この街の至る箇所で多種のヒトガタの大輪花が咲きはじめる。
 怪奇な異変に、 真っ先に駆けつけてくるマテラが姿を現さない。
 ガマーズ部隊も駆けつけ、 エリサとエルサも現れて対処に当たる。
 が、 圧倒的な数のミックモンを処理するのは、 ガマーズ部隊隊員総勢の手を借りるエリサとエルサでも手に余る。
 一方、 ミックソン、 ミス・セブンス・リリィが姿を現した。
 リリィの前に、 新たな女ミックソンのウィンドラ・ナチが登場。
 リリィ VS ナチの攻防はじまる。 が、 ウィンドラ・ナチが苦戦……敗れる。
 フリーマン VS リリィが戦いをはじめる……。
 リリィ VS フリーマンの攻防の最中……疑問が。 当初はイマイ・チナナ似のミックソンイエローローズ型ミックモンが、 いつの間にかリリィに入れ替わっている。
 リリィの毒に犯されるフリーマン。 体内からの攻撃が唯一の弱点か……。
 極限への挑戦を考えたフリーマンは、 一旦夜空に逃れ……凍結による解毒を試みた。
 試みは外れ……ふらふらなフリーマンは、 密会の孤島に落ちるように辿り着く。
 しばし休息のフリーマン(リョウガ)……孤島の主ミックソン(マリ・アナン)から「この島は……ファイヤーバード縁の地」 と癒されて、 フリーマン復活!
 帰郷。
 が、 様子がおかしいマロニエシティ……ジパン半島。 その正体は、 あるミックソンが仕掛けた蜃気楼。 半島跡の海面に浮上してきたモノは、 怪物……自ら 『アナGリンD』 と名乗った怪物ミックソンがピューソン姿になると、 均整のとれた若い娘だった。
 フリーマンとなっているリョウガが、 本物のマロニエシティの上空に到達する。

 上空から見たマロニエシティは、 街半分が崩壊している。

 横たわるリュウザキリナを発見し、 ピューソン姿で気遣うライドウリョウガ。
 リョウガは、 リサ、 ヒトミ、 セレンを捜す。 が、 何処にもいない。
 フリーマンのリョウガ、 ガマーズ部隊とマロニエ城地下牢を探る。
 ガマーズ部隊・オレンジ服隊員を伴って地下牢を探る。
 抜けた先に、 ローテンローゼンがいた。
 ローテンローゼン、 マロニエシティを一時去る。
 アーマーロック将軍、 新手軍団の進軍……。
 指定保存グローバル遺産のベールローズ宮殿の詰め所を兼ねた道具収納小屋にフリーマンも誘われてしまう。
 ローテンローゼンの手によってベールローズ宮殿に誘われてしまったフリーマン!
 フリーマンは、 そこで、 マロニエシティ御当地ミックソンのマテラと大接近遭遇する。
 マテラの願いどおりに、 フリーマンのライドウリョウガは協力することになる。
 フリーマンのリョウガとマテラは裏庭の花壇のナデシコ軍隊に攻撃を受ける。
 マテラとベールローズ宮殿上空で遭遇したフリーマンのリョウガ。
 マテラとフリーマンは、 中庭で遭遇したナデシコ・ミックモン軍団を消沈させ……そして日の出を迎える……


   70
 正体がばれた、 リョウガのもう一つの姿が、ヒトミに……
 が、 ヒトミは知っていた!





(ここから本編の続き)



   71

 ……………………互いの絶頂を迎えて、 今回の行為終了……ヒトミも俺も仰向けになる。
「やっぱり、 リョウガさんだったわ、 ふふっ」
 俺は無言で、 左のポジションにヒトミを抱き寄せセットして……ヒトミも自ら俺に引っ付いてきて……脇に蹲る。 まるでマロコン302号室にいるように。
 空は快晴……格式ある宮殿中庭の光景を優しく見守り注ぐ日光を浴びている、 全裸のヒトミと俺。 もし、 仮に誰かが来ても瞬時に衣服を身にまとえる! と言うより……皮膚変化で纏ったように見せられるだけだが。 多分ヒトミ……マテラにもこの能力はある。 マテラの体にぺったりと引っ付いたコスチュームに幾度か触れたことがある。 が、 肌の温もりが今でも……この手に感触としてはっきりと記憶している。
「心地いいなぁ。 リサにも伝えてあげたいぜ。 誰も来ない時間帯とは言え、 誰かに見られてしまうのでは? のスリル感溢れるが手伝うセックス+この全裸の余韻の絶世成る心地よさを」
「ええ、 私も、 ふふっ」
「ヒトミ、 マテラになって、 ちょちょいいっと頼むぜ……」
「リサさんの出前……かしら、 ふふっ」
「マロニエシティからここにリサをお届けだ」
「うん、 夜なら出来るけれど、 今はマテラになれないわ、 ふふっ」
「俺は昼間でも皮膚変化の姿替え……変化は出来るぜ」
「それは多くのミックソンが出来るわ。 でも、 ライトニング業は使えないでしょ。 それと同じだわ、 ふふっ」
「そうか、 ま、 この一件が終わったら……夜間マテラになってリサを見つけてここへ連れてきた……その朝を迎えながらシェア・セックスすればいいだけか」
「うんそうね、 ふふっ」
 コの字に建物で囲われた中庭。 花壇……半分俺たちがやっちまったが、 もう半分が色とりどりのナデシコを生やしているその向こうに……日の当たる建物の外壁に凭れなくとも緩やかな勾配のある芝生の波うって下っている向こうの林の際まで……永遠と芝生が続いている。 それはまるでゴルフ場の打ち下ろしロングヤードのフェアウェイを思わせる光景だ。
「マロニエシティ……今頃どうなっているのやら……」 珍しく零した俺。 瞬時に反応したヒトミが、 「珍しいわ。 リョウガサンがそこまで巷のことに感心し心配するのは。 ふふっ」
「故郷だ。 当然だろ。 それにヒトミとリサ、 今やセレンも含めた俺のフリーランス・ライフの拠点だ。 流石に気になるぜ。 それに、 一掃の新手が……」
「そう言えばいっていたわねリョウガさん。 フリーマンのときに。 何とか丞相群の一個小隊が攻めに来るようなことを……」
「ああ、 (頭の後方、 建物の壁……それを隔てたところにある特有の温室を指さして) いっていたんだ、 ローテンローゼンが。 次の刺客群がマロニエシティに向かって動き出したことをな。 どうする? 俺が来た小屋にこちらからのワームホールは見あたらなかったぜ」
「でも今は昼……あ!」 俺もヒトミを見て、 同時にヒトミもダカパイを揺らしながら上半身をさらに起こして、 『あ、 そうか! マロニエシテとは時差があるぜ (わ)』 と、 声が重なって……「確かここオ・フランがこの時間だと……」 「マロニエシティは夕方だわ、 ふふっ」 また声がカブって、 『……これから夜だぜ (わ) 』
「こっちは昼だから……ローテンローゼンは動けないぜ。 何処かワームホールの当てはないか? ヒトミ。 くそう、 夜ならマテラのテレポーテーションが使えて一瞬でいけるのに」
「そうね、 別の手段で……夜になっている地域まで行ければ……私がマテラになって……リョウガさんのままでもフリーマンさんのリョウガさんでも一瞬で連れて行けるのに……」
 俺は久々にシンキングポーズをとっている……
「私が……マテラにさえ成れれば……」
「あ! ヒトミ。 上空はどれくらい行けるんだ」 俺は立ち上がり、 全裸状態のヒトミを抱えて、 ハイジャンプする。 唐突は俺の専売特許で慣れっこのヒトミだが、 目を細めている。
「上空なら成れる空域があるんだ。 俺がフリーマンに成っても平気だ。 とすれば別のミックソン……ヒトミがマテラになることも可能なはずだぜ」
 ヒトミが皮膚変化で防寒着的コスチューム姿になる。
「マテラで、 上空は試したのか?」 横に首を振るヒトミ、 「じゃあ俺がフリーマンになったら、 即マテラになって、 幻の如く現れたあの孤島にいったんいって、 夜の度合いを見てからいったん帰郷だ!」 ヒトミが、 この胸の中で可愛くコクリッと頷いた。
「可愛すぎるぜ」 と、 思わずその脳天に軽くキスをしてしまった俺。
 ヒトミは寒いらしくこの胸に埋め……支えるこの手に若干の強さを込めてしまった俺だ。




      ……次回お楽しみに……m(_ _)m




    ☆わたしの私感☆
   法を犯していない良い悪いは擦り合いで、
  個人の価値観の差だ。
   個性を隠して群れることが好きなら……
  それならそれで好きにすればいいだけのことだ。



*誤字、変換ミスがございましたら……悪しからず*




        by:音太浪 m(_ _)m



         &・・・・・・



        メリー[チャペル]クリスマス


            


          皆様へ !



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